“じじ萌えポイント”は、シブさとかわいさプラス悟り
――まずは、じじ萌え女子に質問です。おじいちゃんスターのどんな点にいちばん魅力を感じますか?
N子:やっぱりシブさかな。若い俳優さんも好きだけど、おじいちゃんがいいなと思うのは、(田中)泯さまや、『グランドフィナーレ』のマイケル・ケインとか、シブいのにちょっとかわいいというところ。癒されるから、何回も観たくなる。ハーベイ・カイテルもまた、別なタイプで魅力的。
K子:なるほど、かわいさね。おじさん世代は、まだかわいさとかは出てきてないからね。中井貴一は、ようやく少し出てきたかも。
C子:長い間人生を歩んできているだけあって余裕がある。
N子:そういう意味でいえば、マイケル・ケインは引退した音楽家の役だけど、過去にすごい実績を残してきた人ならではの余裕があるのかも。
K子:余裕以上に悟りがあるよね。
S子:悟りがあるからこそ、緩んだところが出てきて、そこがかわいさにつながる。元々のカッコ良さに、シブさと緩さが加わるから、キュンとなるのかな。
K子:私は『あやしい彼女』の志賀廣太郎がすごくかわいいと思った。じじいとかは全然興味がなかったけど、ああいう志賀さんみたいなおじいさんならいいなあ。
役がまたいいの。昔から好きだった人のことをずっと思っている。若い多部(未華子)ちゃんとわちゃわちゃあるんだけど、若い子と志賀さんの並びもいい。
Y子:志賀さんはコミカルな演技が素敵。声がシブイ。声は大事だな。
S子:おちゃめ系が全面に出ている感じだと、笹野高史も超おちゃめでど真ん中。
K子:でも、笹野さんといっしょに出かけたいかと言われるとどうかな(笑)。嫌いじゃないんだけど。
オヒョイさん(藤村俊二)とか、紳士的な感じの人の方がいいな。個人的には、じいやが欲しい。辛いことがあったらそばにいてほしい。(「ちびまる子ちゃん」の)花輪くんの家みたいな感じで。