子育て系マンガって、育児の最中にしか興味が出ないものですが、ここにあげる作品は誰が読んでも楽しめるものです。子育て系雑誌に連載されたものからベストセラーまで、揃えてみました。
「育児なし日記vs育児され日記」逢坂みえこ
人気少女漫画家・逢坂みえこが、「ひよこクラブ」に連載した作品です。雑誌が育児をしている方しか読まないものであり、一般的にはあまり知られていないかもしれません。
単行本2冊にまとまっています。
一般的なマニュアル的な育児マンガとは異なり、親の視点だけでなく、子どもの視点でも書かれているところが斬新。子育ての日常を通して、子どもとのつきあい方を描いています。
誇張がないのに面白く、かつしんみりとしてしまうシーンも。
作者が仕事をしながら39歳という高齢出産というところも、興味を惹かれる方が多いのではないでしょうか。
育児マンガの大ヒット作「ママはテンパリスト」(東村アキコ)には、この作品の作者・逢坂みえこと成長した息子・ハルくんが登場する回があり、そちらも必見です。
「たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~」ナナイロペリカン
4回すくパラブログコンテスト子育て部門最優秀賞に選ばれ、多くの支持を集めている育児ブログ「たまご絵日記」。その世界を全編書下ろしでコミックエッセイにしたのが本作です。
脱力感あふれる絵柄で描かれるのは、全編“子育てあるある”。もう共感の嵐なのです。
子育てを経験した人には懐かしさを、これからという人には理想の子育てとのギャップを感じ取ってもらえれば…。
とても大変に見える子育てですが、「楽しさ、愛おしさもあるんだよ」というのが、見えてくる作品です。
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