こどもの頃、もっと一緒にいたかったけれど、壊れてしまったためにお別れしないといけなかったおもちゃはありませんでしたか?

いま、自分のこどもが大切に遊んでいるおもちゃ、できれば長く使わせてあげたいですよね。

こどもにとっては、おもちゃは他に代えがたい親友です。その親友と長く遊べて、かつ学べる、おもしろい取り組みがあるのです。

それは「Second Life Toys ~おもちゃの移植手術~」というプロジェクト。

移植医療の普及・啓発を目的とした「グリーンリボンキャンペーン」の一環として昨年末から限定公開での応募を募っていましたが、5月10日(火)から一般応募を開始しました。

大切にしていたのに壊れてしまったおもちゃに「おもちゃの移植手術」で再び命を吹き込みます。
「ドナーとなるおもちゃの寄付」によって、大好きなおもちゃの壊れたところを補修するのです。

大切なのに“壊れたおもちゃ”を“ドーナーおもちゃ”で修復

大好きなおもちゃとまた遊べると、お子さんも嬉しいですし「こういう方法で命を繋ぐことができるんだよ。」と教えてあげることができます。

命の大切さ、ましてや移植手術について教える機会って、なかなか作ることはできないので、いい機会ですよね。

大人であっても、日常で移植手術、ドナーについて考えることはあまりないのではないでしょうか。実は私たち親にとっても、大切な機会なのかもしれません。

この取り組みを行っているサイトでは、「修復したいおもちゃの応募」と「ドナーとなるおもちゃの寄付」を受け付けています。
このキャンペーンをきっかけに、一人でも多くの人が、臓器移植についても理解を深め、そして実際に、助かる命が増えるといいですよね。

キャンペーンを発足したグリーンキャンペーン事務局の方にお話を伺うと「日本では今、移植を待つ方が 14,000人いらっしゃいます。その中でも臓器提 供を受けて移植を受けられる人が年間 300 人程度ですので、わずか 2%くらい の人しか救われていないという現状。世界と比べても非常に遅れています。」とのこと。

この現状から、この企画が生まれたのです。

「おもちゃの移植手術」は、例えばこんなふうに、移植手術を通しておもちゃに新たな命を吹き込みます。