オリンパスイメージングは、防水、耐落下衝撃、耐低温のタフ性能と、F2.0で明るいレンズを備えたコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-1」を、6月中に発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万前後の見込み。
水中や雪山登山など、アウトドアシーンでも安心して撮影できる「OLYMPUS Tough(タフ)」シリーズのフラッグシップモデル。IPX8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能、2m耐落下衝撃性能、マイナス10℃耐低温、100kgf耐荷重で、シリーズ最強のタフ性能を搭載した。
35mmカメラ換算で25mm~100mm、FF2.0~F4.9の光学4倍ズームレンズを搭載。F2.0の明るいレンズによって、夕景や悪天候で光量が足りないシーンでも、ISO感度を低く抑えてノイズが少なく美しい写真を撮影できる。
有効画素数1200万画素の裏面照射型1/2.3型CMOSセンサを搭載。一眼カメラ用画像処理エンジン「TruePicVI(トゥルーピック シックス)」を組み合わせた「iHSテクノロジー」によって画質が向上した。さらに、電源オンから撮影ができるまでの起動時間、ピント合わせに必要な時間、連写性能の三つのスピードが飛躍的に向上した。
このほか、撮影場所の位置情報を記録するGPSと電子コンパスを搭載。GPS機能をオンにして撮影するだけで、撮影中のモニタにランドマークを表示する。撮影後は約70万件のランドマークのほか、195の国・地域の中から自動で記録する。電源オフの時でも電子コンパスだけを起動することができる。
また、一定間隔で取得した測位情報をSDカードに記録するGPSロガーを搭載。記録した測位情報を「Google Earth」などのウェブアプリケーションを使用してPCに読み込ませることで、移動の軌跡を表示することができる。
撮影した画像にさまざまな特殊効果を加える「マジックフィルター」は、従来の「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「水彩」「クリスタル」「ミニチュア」「ミラー」に、「ドラマチック」と「ランダムタイル」を追加し、全12種類から選んで楽しめる。このうち10種類は、動画にも対応する。
サイズは、幅111.5×高さ66.5×奥行き29.1mmで、重さは230.0g。カラーはシルバー。対応メディアは、SD、SDHC、SDXCのほか、無線LAN内蔵の「Eye-Fiカード」に対応し、オンラインアルバムやPCにワイヤレスで写真をアップロードできる。