自分が知らない歴史もあるから転入生に伝えていきたい
——今年度は中等部1年に新谷ゆづみさん、小等部6年に有友緒心さんと森萌々穂さんという3名が加わりましたが、転入生のみなさんの印象はいかがですか?
倉島「緒心と萌々穂は小6だから妹のようにも思えますね。でも、ゆづみは2人より1つ年上で、中学生だからしっかりしている部分もあるんです。私が転入した学年といっしょだから重なってみえる部分もあるし、もっと色々なことを教えてあげたいなと思います。
みんなの初ステージだった転入式でも踊りながら『ちゃんとできているかな』と見守っていたんですけど、練習で苦労していた部分でも上手にかわいらしく踊っていたのがうれしかったですね」
——中3になったからこその楽しみでもありますね。転入生を迎えたことで、ユニット全体の雰囲気も変わりましたか?
倉島「在校生のみんなは大人っぽくなったなって思います。歌やダンスもレベルアップしているし、転入生からは『在校生に追いつかなきゃ』という意気込みも伝わってきます。昨年度とは違う明るさも感じられるようになりました」
——倉島さんが思う、今年度の学年ごとの印象はいかがですか?
倉島「中2はそれぞれのキャラが濃いかな。(岡田)愛はぶりっこで、(山出)愛子はちょっと怖いイメージもあって(笑)。(岡崎)百々子はうるさいと一見バラバラでもあるんですけど、この3人が来年、中3になったらどうなるんだろうっていうのが楽しみでしかたないです。
中等部1年は(麻生)真彩と(日高)麻鈴に、ゆづみが加わったことでどんな方向に向かうのかが気になっています。小6のみんなは元気でパワフル。在校生の(藤平)華乃が元々すごいにぎやかだったんですよ(笑)。(吉田)爽葉香と転入生の緒心、萌々穂の4人は元から仲が良かったみたいで、撮影中にもすごく楽しそうにしてるんです。人数はもちろんパワーも倍増したから、さくら学院全体に元気を与えてくれるんじゃないかと期待しています」
——今年度は生徒会のMC委員長として同学年の黒澤美澪奈さんが選ばれましたが、中等部3年が2人ということに不安はありましたか?
倉島「不安な気持ちというより、いっしょに頑張ろうという気持ちが強かったですね。転入した当初は同級生がいなかったので、『ちゃおガールオーディション』から仲がよかったから、昨年度に美澪奈が入ってきてくれたのはうれしかったんです。不安に思うことは相談できるし支えられています」
——副会長には中等部2年の山出さんが選ばれました。在校生としては2013年度の転入といちばん長く在籍されていますが、その部分でも支えられていますか? 今年度は初代メンバーと活動を共にしていないメンバーが揃ったという、転換期にも思えます。
倉島「自分が知らない歴史もあるから、卒業生のみなさんにきちんと聞きながら転入生に伝えていかなきゃという思いもあるんです。その中では、いちばん長くいる愛子に助けられる部分もあるのかなって思うんですよね。愛子しか出ていないステージもあるし、たがいに中2と中3になってからはレッスン後にもよく話し合うようになりました」