距離を置く!

著者の豊川さんは、本当にビューティーキラーから逃れるには離れるしかないとしています。

ママ友は生活に密着した人間関係なので、自分の都合でおつきあいを断つのが難しい状況もあるかもしれませんが、ホンモノの攻略法と言えばやはり、距離を置くことに尽きるのです。

笑顔で話しかけてくるわりに、実際は人の「なりたい姿」を疑問視したり阻止したりするような同性とは、接触を減らしましょう。

また、自分自身もビューティーキラーにならないよう、人の足を引っ張って引き留めるのではなく、一緒にいる相手の気持ちが上がるような会話を心がけたいですね。

孤独に弱い!?

そんな「ママ友ビューティーキラー」を観察していくと判明する意外な弱点、それは孤独に弱いことです。

ビューティーキラーの言動の根っこには、「寂しい」という感情があります。自分と同程度のママ仲間を失いたくなくて、置いていかれたくなくて、身近な人たちの変化を拒んでしまうのです。

横並び志向をこじらせて、つい、水を差したり、出る杭を打ったりしてしまう……。

意外と、一人で行動できない人なのかもしれませんね。

もともとは人とつるむ方ではなかった人でも、子育ての不安などから「孤立したくない」という思いが強まってしまうママもいます。本人に悪気はないことがほとんどなので、恨まないで。

しかし、ビューティーキラー自身が最も恐れていることにもかかわらず、ビューティーキラーからは離れるのが最善策なのです。

ビューティーキラーには、寂しい人になりたくなかったら結局はビューティーキラーを卒業するしかないと、分かってもらいたいですね。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。