イラスト:上田 耀子

ちょっとでも目立つ髪型や服装の同性がいると、「どうしちゃったの?その格好」「キレイになってどうするの?」などと、水を差すようなことを言うママ友っていませんか。

多分、その人はビューティーキラー

ビューティーキラーとは、豊川月乃さん著『ますます美人になる人 どんどんブサイクになる人』という本に出てくる言葉。

本人も無意識のうちに、キレイになりそうな人の邪魔をしてしまう存在です。

中には、たった一言で身近な人のセルフイメージをみるみる引き下げてしまうツワモノも。

今回は、ママ友グループ内に潜伏しているビューティーキラーの対処法をご提案します。

外付けパーツではなく土台をキレイにする

本人は親身になってアドバイスしているつもりなのだけど、実際はダメ出し連発で人のおしゃれ度アップを阻止してしまうのが、ビューティーキラー。

服やアイテムなどの外付けパーツにお金をかけている女性を見ると、「それ変だよ」「似合ってないよ」などと口出ししたくなってしまうようです。

それなら、外付けのおしゃれではなく、お肌や髪などのベースをケアする方に力を入れましょう。ビューティーキラーも、「生まれつき」に見える部分には意見がしづらいものです。

お肌がキレイならファンデーションがいらなくなる等、土台作りが確かだと表面的なおしゃれが少なくてすみます。結果的には、外側に盛っているような感じよりも、ホンモノの美しさが手に入りますよ。

会話の中身に気をつける

最も気をつけなければならないのが、会話の中身。決して相手に悪意はないのですが、なにげない一言で人をブサイク思考に導きますから、うまく受け流す必要があります。

「〇〇さんって派手だよね」「〇〇さんって地味だよね」「○○さんってこうだよね」などと決めつけるような発言が多い人は、ビューティーキラー要素が高いです。しかも、このように人のイメージを固定化する言い方は、"呪縛力"強めなので要注意。

自分に対してでも他のママについてでも、人の容姿にネガティブ評価を下すような話の流れには、のらないようにしましょう。

所属グループを選ぶ

ママ友を作らなくても済むのならそれもアリですが、逆転の発想として「一旦どこかのグループに入っておく」という手段も。

ママたちの中でグループ分けがある場合、人の外見に手厳しいママ友グループを離れて、丁寧で素敵な生活を楽しんでいるママたちの輪に入っていくのがオススメです。

自分と家族の時間を大切にして、丁寧に暮らしたいというママは、人の外見にあれこれ言うことには関心が薄いです。

そういう人たちの集まりに参加すれば、みんなでイメージを引き下げ合っているビューティーキラーママのグループから、自分を守ることができるでしょう。

人は周りにいる人間から、言葉やしぐさ、思考など、さまざまなことで影響を及ぼし合うもの。

憧れる生活習慣や行動パターンを持っているママたちに交われば、良い影響を受けられますよ。