絶妙なバランスがヒットの秘訣
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――この作品が、現在多くの人々に指示され、成功した理由とはどのようなものだと思いますか?
どうだろう? 何かがなぜヒットし、なぜヒットしないかを推測するのは少し難しいことだと思う。「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」がなぜこれほど好評だったのか? 僕個人の推測だと、この作品には普通ではあまりない絶妙なバランスがあったからだと思うんだ。つまりユーモアとハートの間、ホラーとアドベンチャーの間、ミステリーとコメディーの間、みたいなバランスだ。違った要素がたくさん盛り込まれていて、僕らはすべての要素をほぼ同等に保つように心掛けたんだ。誰にとっても何かしら楽しめるものがあるようにね。
それに加えてこの番組の主要素は、キャラクター同士が互いに重要な関係性を持っているところにあると思う。例えば多くの人がディッパーとメイベルを見て、自分の弟みたいだとか、自分の姉みたいだと言う。スタン大叔父さんを見て、自分がこれまでに会った欲深い誰かに似ている、と言う。そんな自分のことに関連付けて見ることができる点こそが、この作品がヒットした主な理由なんじゃないかな。
――作品などを通して、多くのファンと色んな形で交流されたと思いますが、アレックスさんにとってその交流は、どのようなものと感じられていますか?
このテレビ番組を、インターネット時代に作ることができたのは幸運なことだと思っているね。ツイッターやタンブラーや、その他ウェブページのおかげでファンアート（既存の作品を元に描かれた二次創作物。ここではファンが書いたイラストなどを指す）を見ることもできるし、彼らのコメントを見ることもできる。逆にツイッターのおかげで、直接僕のファンたちに応えることもできるんだ。そしてエピソードについて彼らがどんな感想を持ったのか見ることもできるし、彼らがその話をどんな風に気に入ってくれたのか、彼らは何が起こればいいと願っているのかも見ることができるんだ。
こうやって即座にフィードバックが得られるというのは、本当に新しいことだ。インターネットが普及するまでは、こんなことはできなかった。これによって、僕はものすごい達成感を得られるようになったと思う。どれだけ多くの人が、自分の作った番組を楽しんでくれているかを知ると、ますます誇りに思えるしね。それにすばらしいイラストをたくさん見ることができるのも、とても幸運なことだと思う。自分の体にキャラクターのタトゥーを入れている人がいたり、キャラクターのおもちゃを作る人がいたり…新しいファンアートを見るたびに僕は誇りに思うし、この番組を作って本当に良かったと思うんだ。
