「グラビティフォールズ」制作を終えて
――今後、アレックスさんはどのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?
そうだな…「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」はとても具体的な挑戦だった。子どもの興味を引き、大人の興味も引く子ども番組を作るという挑戦。そして全体でひとつの包括的なミステリーを語ること。そしてこの挑戦を終えて、今度は何か別のものを作りたいというのが、目下最大の興味だね。今度は新しい映画か、あるいはもう少し大人の観客向けのものがいいかな。でも今はどちらかというと「終わったぜ! 」という感じで休暇中なんだ。ここ東京に来たのも、その一環でね。
――今回の来日についてですが、何か事前に日本に来てやりたいと思っていたことはありますか?
まだこれまで日本に来たことがなかったんだけど、多くのアメリカ人がそうであるように、僕の日本に対する知識は、そのほとんどがポップカルチャーやアニメーション、ビデオゲームから来ているんだ。僕は昔からずっとポケモンとスーパーマリオの大ファンだし。だからただ日本に来ることができて、そしておもちゃを買えて…それから僕はスタジオジブリの大ファンでもあるから、あのスタジオのツアーにも参加する予定にしているよ。
僕は多少オタクっぽいから、僕が愛してやまないこれらの漫画やゲームの生誕地を見られるってことが、日本に来る一番の楽しみなんだ。それからこの日本に魅了されている者としては、神社を見たり…全く新しい街に身を置いたり、富士山を見たり、こういったことすべてにワクワクしている。ここにいることを本当に嬉しく思っているよ。
――実際に来られて、どうでしたか?
ここに来てまだ数日だけど、もう既に興奮しているよ! この前は結構大きな神社に行ったんだけど、歴史を目のあたりにするだけのことが、とてもエキサイティングなことだった。それからポケモンセンターにも行って、おもちゃをたくさん買ったよ。これをアメリカに持ち帰って、友達たちを羨ましがらせるのがすごく楽しみだよ(笑)
――アニメーターとして、日本のアニメーションをどのように見られていますか?
僕自身も含めてアメリカのアニメーターたちは、みんな日本のアニメーションやアニメーション作家たちに、多大な敬意を抱いていると思う。多くの鍛錬とデッサン技術がそこにはある。
これはどれもすごく難しいもので、僕らはそれにとてもインスパイアされている。アメリカ人のアニメーターのほとんどは、僕自身を含め、宮崎アニメーションやその他のタイプのアニメーションに、非常にインスパイアされていると思う。そこにある技とイマジネーションといったら! 今、こういう作品が作られた場所にいるというのは、非常に謙虚な気持ちにさせられると同時に、ワクワクさせられる経験なんだよ。
――最後に日本の「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」ファンの皆さんへ、アレックスさんからメッセージをお願いします。
日本のファンの皆さん、「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」を見てくださりありがとう。約束するよ、ますます怪奇な世界になっていくよ! これからも見てね!
怪奇ゾーン グラビティフォールズ
特別編成「グラビティフォールズ完全放送 ゾ・ゾ・ゾ! クライマックス」
ディズニー・チャンネルで放送
2016年6月11日(土)
8:00~18:00「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」#1~#20
18:00~18:30「グラビティフォールズの秘密~パインズの裏側」(日本初放送)
2016年6月12日(日)
8:00~17:30「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」#21~39
17:30~18:26「怪奇ゾーン グラビティフォールズ/ミョウマゲドン3+4」(日本初放送)