舞台「マクベス」の公開通し稽古と囲み取材が行われ、出演の丸山隆平、遠藤要、安藤聖、三上市朗、窪塚俊介が出席した。
今年はシェークスピアの没後400年。シェークスピアの4大悲劇に数えられ、世界で幾度となく上演された名作「マクベス」に、これまで数々の映画やドラマ、そして舞台で見せる演技に定評のある丸山が挑む。
主演舞台は4年ぶりとなるが「演目も違うし年齢も違うので、毎回が初心」と語り、シェイクスピアが活躍したロンドンのグローブ座を模した東京グローブ座での上演に「恵まれた演目でもあり、ハードルも高い。演劇に興味のないうちの父も『マクベスやるんだろ?』と。良いプレッシャーの中で出来たら」と笑顔を見せた。
関ジャニ∞のメンバーの反応を聞かれると、「今朝さっそく安田(章大)からメールが来ました。『いってらっしゃい』と」と明かし、「過去2回のグローブ座の主演舞台もメンバー全員が見に来てくれたので今回も見に来てほしい」とリクエスト。さらに「“マルベス”を見せたい。丸山隆平にしか表現できない“マクベス”です」と笑わせた。
マクダフ役の遠藤も「アイドルでの“丸ちゃん”じゃなく“役者・丸山隆平”が見られる。特に主役はエネルギーがすごい必要。カッコイイですよ」と太鼓判を押した。
丸山の主演舞台「ギルバート・グレイプ」でも共演し、ダンカン王役の三上は「この出演が決まった瞬間に電話がかかってきた。丸の取り組み方は分かっているし、信用してる」、マルカム王子役の窪塚は「主役でありムードメーカー。丸山くんじゃないと作れない空気感」と絶賛した。
劇中ではハードな殺陣やモダンダンスの群舞、そして苦悩するマクベスとして感情を爆発させる丸山。「いろいろな捉え方が出来る作品ですが、今回でしか出来ないもの、自分にしか表現出来ないマクベスでないと、見に来てもらう意味がない。今まで生きてきて感じたものや経験、そして稽古場でみんなで作品に向き合う時間。苦悩だったり、そういうものが作品ににじみ出てると思う」と力強く語っていた。
6月26日~7月24日、東京グローブ座で上演。