ソニーは、180°チルト可動式液晶モニタを搭載し、簡単に「自分撮り」ができるミラーレス一眼カメラ“α”「NEX-F3」を、6月15日に発売する。
有効約1610万画素の「“Exmor” APS HD CMOSセンサー」、画像処理エンジン「BIONZ」、内蔵フラッシュを搭載。本体のみで重さ約255gという小型・軽量ボディながら、APS-Cサイズ(23.5×15.6mm)の大型イメージセンサと進化した画像処理エンジンによって、美しいぼけ味、きめ細やかな階調、低ノイズなど、一眼カメラならではの高画質な静止画・動画撮影を実現した。常用感度はISO16000まで設定できる。レンズマウントは「ソニーEマウント」。
3.0型ワイドの液晶モニタは、カメラ上方向に180°回転するチルト可動式で、自分自身や友人、ペットなどと一緒の写真を撮影できる。新たに、印象的な構図に自動で仕上げる独自の「オートポートレートフレーミング」機能や、解像感を保持しながらズームする「“全画素超解像”ズーム」などの撮影機能を盛り込んだ。
動画は、高圧縮率のAVCHD形式で記録でき、映画と同じフレームレートの24pのフルHD動画撮影モードも搭載する。記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリカード、メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ。サイズは幅約117.3×高さ66.6×奥行き41.3mmで、重さはバッテリ、メモリカード(メモリースティックPROデュオ)を含めて約314g。カラーは、ブラック、ホワイト、ピンクの3色。
価格はオープンで、実勢価格は「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」が付属するズームレンズキット(NEX-F3K)が6万5000円前後、「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」と望遠ズームレンズ「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」が付属するダブルズームレンズキット(NEX-F3Y)が9万円前後の見込み。
ケースやストラップなどのアクセサリに加え、広角18mmから望遠200mmまでをカバーする約11倍の高倍率ズームレンズ「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE」(SEL18200LE)を同時に発売する。既存のEマウント用交換レンズ「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」より12%軽量化し、外径も小型化した。価格は9万3450円。