ソニーは、秒間最高7コマの高速連写やフルHD動画の撮影ができるレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「α37」を、6月15日に発売する。
有効約1610万画素の「“Exmor” APS HD CMOSセンサー」、画像処理エンジン「BIONZ」、視野率100%の高性能電子ビューファインダー「Tru-Finder」、独自の「Translucent Mirror Technology」を搭載。本体のみで重さ約448gと、ミラー構造を持つレンズ交換式一眼カメラとしては小型・軽量。APS-Cサイズ(23.5×15.6mm)の大型イメージセンサと画像処理エンジンによって、低ノイズ・高画質な静止画・動画を撮影できる。レンズマウントは「ソニーAマウント」。常用感度はISO16000まで設定できる。
「テレコン連続撮影優先AE」モード時は、秒間最高7コマの高速連写ができ、AVCHD形式のフルHD動画撮影中も、高速・高精度な位相差検出方式オートフォーカス(AF)が常に作動し、運動会などの動きのあるシーンを美しく撮影できる。印象的な構図に自動で仕上げる独自の「オートポートレートフレーミング」機能や、解像感を保持しながらズームできる「“全画素超解像”ズーム」などの撮影機能を盛り込んだ。
多彩なアングルから撮影できる2.7型のチルト可動式液晶モニタを備える。動画は高圧縮率のAVCHD形式で記録でき、60i記録に加え、映画と同じフレームレートの24pのフルHD動画撮影モードも搭載する。専用のMOVIEボタンを押すだけで、位相差検出方式AFを常時作動させつつ動画を撮影・記録し、マニュアルフォーカスでのP/A/S/Mモード選択時の露出設定、「クリエイティブスタイル」「ピクチャーエフェクト」の特殊効果などを用いた撮影にも対応する。
記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリカード、メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ。サイズは幅約124.4×高さ92.0×奥行き84.7mmで、重さはバッテリ、メモリカード(メモリースティックPROデュオ)込みで約506g。
価格はオープン。実勢価格は、ボディ単体(SLT-A37)が6万円前後、標準ズームレンズ「DT18-55mm F3.5-5.6 SAM」が付属するズームレンズキット(SLT-A37K)が6万5000円前後、「DT18-55mm F3.5-5.6 SAM」と望遠ズームレンズ「DT55-200mm F4-5.6 SAM」が付属するダブルズームレンズキット(SLT-A37Y)が8万5000円前後の見込み。
同時に、キャリングケース「LCS-AMB」とリチャージャブルバッテリーパック「NP-FW50」をセットにしたアクセサリーキット「ACC-FW1A」、Aマウント用交換レンズ「DT18-135mm F3.5-5.6 SAM」(SAL18135)を発売する。価格は、「ACC-FW1A」が1万5000円、「DT18-135mm F3.5-5.6 SAM」が6万8250円。