「結婚してからパートナーが変わった」。こんな声はよく耳にしますが、ポジティブな変化を見て改めて愛情を深くした、ということもありますよね。
仕事に家事に、一生懸命取り組む妻を見ていたら、自分まで頑張ろうと思う。笑顔になる。そんな妻には、どんな「良い変化」があったのでしょうか。
夫たちに話を聞いてみました。
1.早起きが苦手だったのを克服した
「僕の妻は、付き合っている頃から朝が苦手で、同棲しているときも僕が起こすのがしょっちゅうでした。技術職で残業が続くこともあり、疲れているなら仕方ない、と割り切っていましたね。
もちろんお弁当などを作る時間はなくて、結婚後もそれは変わらないなと思っていたのですが、籍を入れて3ヶ月くらいのときに『愛妻弁当を頑張る!』と急に宣言されて。
どうも会社で同じ仕事をしている同僚たちがお弁当を作っているのを見て感化されたらしいのですが、
『“今も旦那に起こされている”って言ったら笑われちゃって。結婚したんだし、もっと健康的になりたいなと思ったの。愛妻弁当ってうれしいんだよね?』
と言うので思わず笑ってしまいました。
それから頑張って早寝を心がけ、本当にお弁当も作ってくれるようになりました。食材の買い物も前より楽しくなって、今は僕も二人分のお弁当を作ることがあります」(32歳/営業)
「本当は、一緒に朝ご飯を食べられるのがうれしい」とこちらの男性は話してくれましたが、結婚を機に生活習慣を見直す姿勢を持ってくれたのは喜ばしいことですよね。
男性は、それまで自分が料理することを考えつかなかったそうで、妻の変化によってお弁当に興味を持ち、今はふたりで分担してお弁当を完成させることもあるそうです。
新しい習慣ができると、それをふたりで楽しめるのが良いなと思いました。
2.お金の話を避けなくなった
「実は、結婚するときは彼女の金銭感覚の甘さが気になっていました。無駄遣いはしないけど貯金などには関心がないらしく、俺は会社で積立があるけど彼女のほうは何かあったらすぐ一文無しになる状態で。
それでも、“俺が家計を管理すればいい”と思って結婚したのですが、ある日彼女から『会社に保険会社の人が来て、契約の話をしていたら今後のことが不安になって』と言われ、それから貯蓄や投資について勉強するようになりました。
自分の手取りからいくら貯金に回せるかとか、子どもが生まれたときの学資保険のこととか、初めて計画してみたらしく『何で今まで貯金してこなかったんだろう…』と落ち込むので俺も一緒にこれからのことについて話し合いました。
今まで、お金の話になるとあまりいい顔をしないので俺も言い出しづらかったけど、お互いの考えについてきちんと意見を出し合えるようになってすごく良かったです。
今は、マイホームの購入と子どもが産まれたときのことを考えて堅実な貯蓄を継続中。収支などストレスなく話せるので、ふたりとも笑顔が増えたなと思います」(29歳/公務員)
お金のことは、夫婦になってもデリケートな話題と感じる人は多いかもしれません。収入の違いだけでなく、金銭感覚など不安があるとなおさら話しにくくなりますよね。
ですが、夫婦になれば家のことや子どものこと、老後の生活など、お金の話は絶対に避けて通れません。それまでの自分に危機感を覚え、改めて使い方や貯蓄について考えるようになった妻の変化は、夫にとって心強い姿です。
夫婦だからこそ、ふたりで話し合って進めていく姿勢をお互いに持ちたいですね。