2.浮気相手が本気になって
33歳のある女性は、そのときお付き合いしている彼氏がいましたが、結婚の話をはぐらかされるストレスから別の男性とも関係を持っていました。
「最初は息抜きにと思っていたのだけど、彼氏よりこっちの人のほうが楽しいなって気づいて」
と、女性は彼氏より浮気相手との時間を優先するようになります。
でも、2年付き合っている彼氏と結婚したい気持ちも捨てきれず、中途半端なつながりを続けているうちに、浮気相手のほうが本気になってしまいました。
「彼氏と別れて、俺とちゃんと付き合ってほしい」と男性は言いますが、「一度別れたら彼氏とよりを戻すのは難しいだろうな」と考えた女性は、返事は保留にしたまま男性とはいったん距離を置くことにします。
が、男性のほうは会うことを避けるようになった女性に「俺といるほうが幸せって言っていたのは嘘だったの?」「俺は浮気じゃないし、君しか見えていないのに」など、何とか連絡をとるように迫ってきました。
耐えきれず友人に相談した女性でしたが、「付き合えないならきちんと伝えないと、エスカレートする一方だよ。浮気であっても相手の気持ちを考えて」と諭され、LINEでお断りするメッセージを送ります。
ですが、男性のほうは納得せず、「とにかく一度会って話したい」の一点張り。
「怖くなって、ブロックした」と女性は言っていましたが、それからこの男性がどんな行動に出るかわからず、周囲に怯える日々を過ごしています。
「関係は浮気なのに、相手が本気になるような態度や行動を見せていた」彼女は、彼氏に本当のことを打ち明けることもできずに、結婚話が進まないストレス以外にもこんな苦しみを抱えるようになってしまいました。
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彼氏との交際に不満があるからと、安易に浮気を選ぶのが決して良いはずはありません。
それでも、「バレないなら大丈夫」と思ってしまうのは、それだけ恋人の愛情を軽くみて「自分は浮気しても許される」というような勘違いがあるからです。
そんなおごりが、彼氏にバレなくてもほかの問題を呼び寄せることになります。
浮気は「消せない事実」。その後ろめたさが連れてくる現実は、彼女たちがひとりで背負うしかありません。