特に「彼女がほしい」とは思っていなくても、突然始まるのが恋。何とも思っていなかったからこそ気楽でいられたのに、その瞬間はいきなり訪れます。

明確に「この子が好きだ」と気がつくのは、今までとまったく違う感情が湧くから。自覚してしまえば、意識しないわけにはいきません。

男性に、「こんな瞬間に恋に落ちた」を語ってもらいました。

意識してなかったのに! 男性が恋心を意識した瞬間って?

1. 「特別扱い」がうれしいと思った

「会社の後輩なんですけど、料理が好きと言っていてよく手作りのクッキーとか会社に持ってくるんですよね。

みんなに配るから俺ももらえて、食べてみたら美味しくて思わず『売ってるやつみたい』って言ったんです。

それから俺にだけカップケーキとか違うものを渡してくれるようになって、何も思わずに『ありがとう』と受け取っていたのですが……。

同僚から『お前だけ特別扱いで羨ましい』って言われたとき、“俺の分だけ別に作ってくれているのかな”って今さら気がついて、すごくうれしかったです。

その子がどう思っているのかはわからなかったけど、一度『いつも大変じゃない?』と訊いたら

『感想をもらうのが楽しいので全然。いつも食べてくださってありがとうございます』

と笑顔で返されて、そのとき『あ、好きかも』と思いました。まだ先に進めてないけど、今度お礼として何か贈ろうと思っています」(27歳/公務員)

「料理好きな女の子にお礼がしたいのだけど」と相談を受けたこちらは、自分だけ力の入ったものをもらえる特別扱いがうれしいと思ったとき、女性への好意を実感したそう。

いつも感謝はしていたけど、女性からも「ありがとう」と言われて、心が通じ合うのを感じたのですね。

手作りのお菓子がつないだ恋心、どうか順調に育ちますように。

2. 嫉妬している自分に気がついて

「仲のいい女友達がいて、俺とは趣味の話が合うのでいつも2人で盛り上がっていました。

でも、2人で話しているときに別の男友達がその話題に入り込んできて、俺よりそいつとの会話で楽しそうにする彼女を見たとき、『俺のほうが詳しいのに』ってムカついてしまって。

ヤキモチとかみっともない、と思うけど、それ以降その男と話す彼女を見ると胸がざわざわして近づけず、ちょっと距離が空いてしまいました。

彼女がそんな俺を気にして、あれこれと話しかけてくれるのを見たときに『あ、俺だけと仲良くしてもらいたいのか』と気が付きました。

嫉妬も友情だろうと思っていたけど、仲良くするのは俺だけにしてほしいと思うのは彼女だけで、今は独占欲と戦っています……」(30歳/インストラクター)

「自分だけと仲良くしてほしい」。こんな嫉妬は、確かに友情でも起こりえます。

ですが、誰にでも思うのかといえばそうではなく、別の仲間と親しくする女性に胸が締め付けられるのは、「俺のものになってほしい」という独占欲の現れです。

居心地のいい関係をほかの誰かに奪われそうになったとき、相手への好意に気がつく。ここから、男性の振る舞いが変わってきます。