【4】子どもに対して、きちんと向き合える

「家の中で子どもと二人きりでいると、イライラしたときに言葉が荒くなってしまったり、子どもに暴力をふるってしまうお母さんって、いると思うのです。でも、シェアハウスだと周りの目もあるので、子どもときちんと向き合える。

虐待のニュースをよく耳にしますが、二人きりのアパートなどでは何が起こるかわからない環境だけど、皆のいるシェアハウスでは、ちゃんと子どもと向き合うことができます。」

ママ同士の間で、工夫が必要な点は?

「デメリットはほとんどありませんが、子どもの面倒をみる側に偏ってしまうお母さんもいます。頼まれると断れないお母さんだと、つい、面倒をみることを引き受けてしまう。

お母さん同士のコミュニケーションが大事ですね。

あとは、人の子どもを叱れないお母さん。そういうお母さんは、逆に、自分の子どもが叱られているのを見るのがすごく辛い、ということがあります。

子どもが悪いことをしたら、その場でみていた大人がすぐ叱らないと、あとから言われても、子どもは何のことだかわからないですよね。

人の子を叱れない、あるいは、自分の子どもが叱られるのを苦痛に感じるお母さんは、シェアハウスには向いていないかもしれません。」

シェアハウスに住むようになってからの、子どもの変化は?

【1】マナーとルールを覚えられるようになった

「ご飯は座って食べる」「ご飯中はテレビを見ない」「お箸をきちんと持つ」など、マナーとルールをしっかり覚えられるようになりました。周りの目もあるので、お互いに注意しあっています。

「ありがとう」「ごめんね」という言葉も増えたように思います。

【2】食べ物の好き嫌いが減った

嫌いなものを残すと、子ども同士で「ダメなんだよ」と言い合うようになって、嫌いなものも食べるようになり、自然と好き嫌いが減りました。

子どもの食事はとても大事だと思っているので、とてもいいことだと思います。