【3】子ども同士で譲り合い、助け合いをするようになった

おもちゃを年下の子に譲るなど、子ども同士が、兄弟間とはまた違う関係性を作っています。優しい気持ちが育っているように思います。

兄弟げんかと入居者さんのお子さんとのけんかであれば、入居者さんのお子さんとのほうが、早く仲直りをするんですよね。

こういう学びは大人になってからも絶対に役立つと思います。

シェアハウスに住むようになってからの、自分自身の変化は?

【1】子どもと一緒に食事ができるようになった

通勤時間が短くなり、夜ご飯を一緒に食べられるようになりました。

ご飯を一緒に食べられるようになると、子どももすごく変わってきて、以前よりも叱ることが減りました。ご飯ってすごく大事だなと思います。

【2】子どもを強く叱ることが減った

以前よりも子どもを怒らなくなったなと思います。

以前は結構怒るほうだったのですが、周りの目もあるし、他のお母さんたちが優しいので、自分も自然と、強く怒ることがなくなりました。

【3】目標ができた

内覧に来るシングルマザーたちとお会いしてお話をするなか、シングルマザーが抱えている悩みもわかってきたので、今後自分がどういう活動をするかが明確になってきました。

仕事のあっせんなど、自分ひとりではできないこともあるけれど、地域の人や誰かにお願いするなど、ネットワークを通じて、悩めるシングルマザーたちのお役にたてたらと思っています。

いずれは、もうひとつシェアハウスを作りたいなと思っています。シニア世代も住めるようにして、皆でご飯を食べられるこども食堂のような場所にしたいです。

「人生を楽しみたい人は、シェアハウス暮らしに向いています。笑って生活できるので、とにかく楽しい!」と笑顔で語る野上さん。シェアハウスに住むと、笑顔が増えるのだそうです。実際に、とても楽しそうな様子でした。

シングルマザーの方は、子どもとの新しい暮らし方として、ぜひ、シェアハウスも選択肢のひとつに入れてみてください。

【取材協力】NICORI HOUCE 管理人 野上有香さん

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。