2.バックボーンをありのままに見せる
エピソード7で中川さんが脱落し、エピソード8では、勝ち残った4人の女性の実家をバチェラーが訪問します。野菜農家の野原さんの実家で、家族を前に堂々と「野菜嫌い」を告白する友永さんは、正直な性格。ただ、野原さんの実家の野菜は「おいしい」と食べて和んでいました。
そしてバチェラー初のシングルマザーとして参戦している、広告代理店勤務のモデル・田尻夏樹さん(30)の実家へ行く友永さん。田尻さんはこれまで多めのボディタッチで友永さんを攻めていましたが、今回は両親、妹、そして息子の颯くん(11)まで登場。
母親の顔も見せながら、ボディタッチは控えめに友永さんの姿を見守ります。 岩間さんの実家のぶどう農家では、岩間さんから「なんでそんなに神戸にこだわるの?」と、結婚したら神戸で暮らしたいと考える友永さんに、直球の質問が飛びます。
しかも岩間さんは関西に行くことに抵抗があると正直に吐露。岩間さんの両親と話しながら、「基本的に僕は絶対(考えを)譲らないけど、相手が(岩間)恵さんだったら譲れる」と、友永さんの心境に変化が。
続いて、元・北新地のホステス、水田あゆみ(30)さんの父親が経営する焼き鳥屋へ。離婚しているものの、現在の関係は良好で、両親ともに友永さんを出迎えます。実は家族のためにホステスになったという水田さんの苦労話が明かされ、水田さんの芯の強さがクローズアップされました。
こうして4人の女性の家族と対面した友永さんは、取り繕うことなく、常に自然体。恋愛中のふたりが結婚を考えるとき、お互いの両親にあいさつする際、いいところを見せようとしすぎず、バックボーンをありのままに見せることは重要なポイントです。
両親や兄弟、実家などをありのままに見せて接することで、そのときの相手の反応や自分の心の揺れ動きにも気づくことができるでしょう。
ここで、まだ父親になる覚悟がないという判断で、田尻さんが脱落しました。シングルマザーだとわかって接していても、実際に子どもと対面してみると、突然自分が“父になる”という事の重大さに気後れした友永さんでした。
3. 日頃から外見だけでなく内面も磨いておく
エピソード9では、勝ち残った3人の女性がそれぞれ、友永さんの両親と兄に対面します。
将来、姑となる友永さんの母親との緊張感あふれる「ツーショットタイム」も。友永さんは、両親に「俺が好きな人と結婚するのか、俺のことを好きになってくれる人と結婚するのか、どっちがええんやろ」と相談し、母親は「私は女やから惚れられて結婚したい」、父親は「男性が女性を好きな方が続く気がする」と答える場面も。
岩間さんは、友永さんの母親から「結婚したらこちら(神戸)にお嫁に来てもらうことは可能なんですか」と問われ、不安があると本音を伝えます。すると、友永さんは「神戸じゃなくて関東でもいいと考えが変わってきた」と発言し、岩間さんもビックリ。
野原さんは、友永さんの両親とも物怖じせずにテキパキと対応。友永さんは父親に、「俺が理想と思ってた人そのもの」と野原さんのことを話します。しかし、兄からは「彼女が近寄る感じがあるけど、お前は距離がある」とふたりの心の距離を指摘され、友永さんも「野原さんが完璧だから身構えてる節はある。兄もよく見てる」と実感するのでした。
水田さんは、友永さんの両親と兄に、自然と友永さんの長所を伝えて褒めます。一番心配していたホステス経験を話しますが、友永さんの家族は、いま目の前にいる水田さんのパーソナリティーをしっかりと受け入れ、評価する堅実さ。その後、友永さんと水田さんはキッチンへ。手際よく料理をする水田さんに、胃袋をつかまれる友永さん。家庭を持つなら、料理上手にこしたことはありませんよね。
男性の家族と会うときだけ、いいところを見せようとしても、すぐにメッキははがれてしまいます。外見を磨くことに熱心になりがちな女性は多いですが、一朝一夕で良い雰囲気を生み出すことは難しいので、日頃から内面も磨いておきたいところ。内外を磨いたうえで、ありのままの自分を見せられたらいいですよね。
そして友永さんは、3人の女性たちに会ってみてどう思ったか、率直な感想を家族にたずねます。ここで、兄も母親も父親も、全員が「(水田)あゆみさん」と、水田さん推し。
この結果を聞いて、次第に表情がこわばる友永さんは、「俺は自分の結婚相手を家族のために決める気はさらさらない」と怒り出します。本当は岩間さんがいいと思っているのに、客観的に見ると水田さんがいいといわれる事実に、友永さん自身がジレンマを感じた様子。
心の奥底にある、隠しきれない感情が表出する友永さん。ここで、野原さんが脱落。理想の女性すぎるがゆえに、一歩踏み出せなかった友永さんは、号泣しながら野原さんを見送ります。そんな友永さんを「がんばって!」と励まし、去り際も凛とした美しさを見せた野原さんでした。