オオカミに育てられた人間の少年・モーグリの姿を描いた感動作『ジャングル・ブック』がまもなく8月11日(木・祝) より公開となります。

1967年にアニメーション映画として製作されたウォルト・ ディズニーの遺作でもあり、 ディズニー映画の歴史の中でも特別な意味を持つ作品が、 およそ半世紀を経て最新の映像技術を駆使して実写映画としてよみがえりました。

壮大な自然を駆け巡り、 動物たちと心を通わせる一方で、 人間であるがゆえに自分の存在が動物たちにとって“脅威” ともなってしまうモーグリ。その葛藤や成長、 確かに存在する動物たちとの絆を描き出す本作ですが、実は本作、 驚くべきことに少年・ モーグリ以外の動物たちやジャングルは全てCG!

2000人を超える応募者の中から選ばれ、生命力にあふれるモー グリを見事に演じたニール・セディが先日、家族と共に日本を訪れました。

ニールくんにとって、演技をすること自体、本作が初めての経験。そんなニールくんに驚きに満ちた撮影の様子や完成した映画の魅力、そして、全世界興行収入10億ドルに迫る大ヒット作に出演したことで訪れた人生の変化などについて話を聞きました。

ディズニーが選んだシンデレラボーイは“普通”が魅力!?

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Q1:生まれも育ちもニューヨーク。同地を本拠地とするメッツ(MLB)、ジャイアンツ(NFL)、ニックス(NBA) のファンで、自身もバスケ、フットボールに夢中で、 テコンドーまで習っているというニールくんですが、 そもそもこの映画に参加することになったきっかけは?

A1:たまたま、インドのダンスのレッスンを受けたんだけど、 そのクラスの先生が「こんなオーディションがあるけど、 向いてると思うよ。行ってみたらどう?」と勧めてくれたんです。

それまで、 自分が演技することなんて考えたこともなかったんだけど…。 でもやってみたらすごく楽しかったよ。オーディションは、 応募した人がひとりずつ順番に審査員の人たちの前でパフォーマンスを見せたんだけど、すぐに「エネルギーにあふれてるね」 と言ってもらえて「スポーツが得意なら、その動きをやって見せて」と指示されたんです。

それで、 テニスを打ち返す動きやテコンドーの型を見せたんだけど、 役柄を上手に演じるってことよりも、 普通の男の子っぽいところにモーグリらしさを感じて気に入っても らえたみたいです。 合格を知らされたときはベッドの上で飛び跳ねて喜んだよ(笑)。

Q2:初めての演技で、しかも実際には動物たちもいないし、 森も川もないスタジオで、 想像を膨らませながら演技するのは難しかったのでは?

A2:特に「つらくてもうイヤだ!」って思うことはなかったよ。 周りのみんなが支えて、助けてくれたから。 自分にとっても初めての挑戦で「絶対にやり通すぞ!」 って強い気持ちで臨んでいたんだ。

逆に、 これが初めての経験だったからこそ、 何ももわからなくてもそれが当たり前で、 周りも知っていることなんて期待していなかったから、 みんなに教わりながら作り上げていくことができてよかったんじゃないかなと思います。

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