4 気がつきすぎて自分の仕事を増やしてしまう

幼稚園の行事やPTAなどの仕事を率先してやりたがる人は、あまりいませんよね。

ですが、繊細さんママは、周囲の状況を人より敏感に読み取ってしまい、誰もやりたがらない仕事をやると名乗り出てしまったり、ときには人の仕事にまで手を貸してしまうこともあります。

さらに、そうやって背負いこんでしまった仕事を、人には頼らず自分だけでやろうとするので、仕事が遅いと言われたり、何かミスがあったときなどは非難されたりします。

これでグンと楽になる!具体的な対処法

1 苦手なママ友とはしっかり距離を取る

ママになったからといって、聖人君子になるわけではありません。あ、この人苦手だな、と思ったママ友とは、まずは物理的に距離を取ることをおすすめします。

どうしても苦手な人と話をしなくてはいけないときは、半歩下がってできるだけ身体を離したり、胸になにかモノを抱えたりすることで、意識的に距離を取り、相手との境界線を明確にするのです。

また、視力が悪い人におすすめなのが、普段より度の弱いメガネにすること、もしくはコンタクトの人はメガネにすること。

視力が悪いと、コンタクトやメガネの力を借りて少しでもよく見えるようにしたいと思いがちですが、他人の表情から必要以上の情報を読み取ってしまってつらいことも多いHSP。

見えすぎることで逆にストレスを招いているのだったら、視力の悪さを利用して、気持ちを楽にすることも可能なのです。

ちなみに視力がいい人が伊達メガネやフチの分厚いメガネをかけることも、同様の効果がありますよ。

2 子どもの気持ちに引っ張られない

子どもの気持ちに共感できるのはすばらしいですが、繊細さんの場合、共感を通り越して同感になってしまっていることが問題です。

まずはママの方が、子ども(相手)の気持ちにつられている、ということに気づきましょう。それに気づいて自分を保てれば、次にどんなアクションをとることが、子どもの気持ちを落ち着かせるのに役立つか、わかってきます。

親が落ち着いて子どもの気持ちを受け止めてあげることこそ、子どもにとってはなにより安心することなのです。

3 他人の不機嫌は自分のせいではないと知る

繊細さんは、つい自分の非が他人の不機嫌を招いていると思い込みがちですが、実際に本当にそうなのか確かめないまま「きっとそうに違いない」と思っている場合も少なくありません。

確かめてそうでないことがわかればいいのですが、怒っている相手に、「私のせいですか?」と聞くのは、繊細さんでなくても勇気のいることですね。

そこで、自分の勘がどの程度当たるか(もしくははずれるか)について、なんでもない安心な場所で確認してみるのです。たとえば相手とお茶しているとき、相手が飲み物に対してどう思っているかを予想します。

おいしいか、普通か、まずいかなど、頭に描いたら、相手に「そのお茶、おいしい?」と聞いてみます。こういった質問を繰り返すうちに、相手の答えと自分の予想が必ずしも当たっているとは限らないことに、だんだん気づいてくるでしょう。

100%他人の怒りを自分と切り離して考えられるようになるのはすぐには難しいかもしれませんが、自分とは無関係である可能性に目が向いて、気持ちが楽になっていきます。