4 頼ることを覚える
仕事を一人で抱え込まないためには、人に頼ることが必要になってきますが、頼むことがとにかく苦手な繊細さんは、まずは頼るという発想を持つことが第一歩です。
人に頼れるようになるためには、まず確実に応えてくれる人から、そして簡単なことから頼み事をしてみましょう。
また、仕事を始める前に、ちょっと待って。その仕事、誰かがあなたに「手伝って」と頼まれたものですか?
繊細さんがやりがちなのが、半自動的に相手を助けてしまうこと。相手のためによかれと思ってやることが、実は頼んだわけじゃないなどと後で言われたら、報われませんよね。
そうならないためには、人の仕事や選択に手出しをせず、ただ黙って見守りましょう。相手が困っていそうだと感じても、自分から声はかけません。そのうち、相手がはっきりと言葉で手伝ってほしいと言ってきて初めて助けてあげてOKです。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、上記のことをしてみて、少しでも心が軽く、また仕事も減るのであれば、試してみる価値はあるというものです。
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HSPが生きづらさを解消するのに大切なことは、気になることを気にしなくなる方法ではなく、気になることにどう対処したらいいか、具体的な対処方法を知ることです。
本書はに、HSPが傷つきすぎないための予防と、傷ついてしまった後のケア、両方の側面から書いてありますので実用的です。
それに、5人にひとりはHSPであるというのですから、ひとりで悩む必要はないのです。自分が安心と安全を感じられる居場所をみつけることで、自分とよく似た悩みを持つ人と出会えるかもしれませんよ。
ママという重圧に押しつぶされず、まずは繊細な自分を認めてあげて、のびのびとさせてあげてくださいね。繊細さは欠点ではなく、むしろ長所。あなたを構成する性質の大事なひとつなのですから。