「フジフイルム Mマウントアダプター」

富士フイルムは、APS-CサイズのCMOSセンサを搭載したミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro1」で、Mマウントレンズが使用できる「フジフイルム Mマウントアダプター」を6月9日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は2万5000円前後の見込み。

「FUJIFILM X-Pro1」にMマウントレンズを装着するためのアダプタ。長い歴史をもち、豊富なバリエーションがあるMマウントレンズやMマウントに準拠した規格を採用するレンズが「FUJIFILM X-Pro1」で使用できる。

Mマウントの27.8mmのフランジバック(マウント面からセンサまでの距離)を高精度に保つとともに、装着時に高い平面性を保持するように設計。また、耐久性、平面性を高めるために、「FUJIFILM X-Pro1」や「フジノンXF レンズ」のXマウントと同じ金属素材を採用した。

アダプタには信号接点を備え、ボディ側で純正のMマウントアダプタが装着されたことを自動で認識して、レンズごとに焦点距離と周辺光量などの画質補正条件を登録し、装着するMマウントレンズの性能を最大限に引き出す。

アダプタ側面に搭載した「ファンクションボタン」を押すことで、カメラの液晶画面に「マウントアダプター設定」メニューをダイレクトに表示し、登録したレンズ焦点距離・補正条件から装着するレンズに合わせた画質補正ができる。「マウントアダプター設定」は、焦点距離21mm、24mm、28mm、35mmの4種類と、任意に焦点距離を設定できる2種類、計6種類のレンズを登録できる。

サイズは、59×14.7mmで、重さは約65g。手持ちのMマウントレンズが装着できるかどうか確認できる樹脂製のチェックゲージや、リアキャップが付属する。