7位『キャプテン・マーベル』
アベンジャーズメンバーでも最強と噂の(実際マジでそうだった)キャプテン・マーベルの誕生を描いた作品と言う事で、公開前から期待値の高かった作品。
直後の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、超絶シリアスな内容で幕を開けるので、MCUとしてどう繋げて行くんだろう…と思っていました。
が、カラーを無理に揃えることなく、ライトに観られる雰囲気で仕上げてきたあたりは、流石。
自分が何者か分からず苦悩する彼女が、過去の呪縛を解き放ち、覚醒してインチキレベルの強さを得る姿は、見ていて一発でファンになってしまいました。
覚醒後の彼女、本当に嬉しそうで楽しそうなんですよ。超かっこ良いし。マジ惚れる。
もう「女性ヒーロー」「女主人公」「ヒロイン」なんて単語は、無くなる未来も近いな、と感じた作品。
本作を観ていて、"女性だけど不屈の精神かっこ良い!"とか、"女性なのに対等に渡り合ってる!"と言った印象は、一切ありませんでした
シンプルに、いちヒーローとしての描かれ方が上手すぎたし、キャプテン・マーベル=キャロル・ダンヴァースという、1人の人間の成長物語以外の何物でもなかった。
男子も女子も関係なく、世界中のキッズが憧れる事のできる存在だと思います。
キャロルの自信家なところも好き!
6位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
あえて全体を統括する役割を置かず、監督それぞれの個性に委ねた新三部作。
たらればを言っても仕方ありませんが、「新三部作を全て、J.J.エイブラムスが監督してくれてたら…」と、何度思った事か。
前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、とっ散らかり崩壊したものに蓋をし、急ごしらえの材料で新たに組み立て、どうにか『スター・ウォーズ』を再構築した、と言う印象。
単体で見れば、すっごく面白い作品だと思います。
長さを感じさせない怒涛のテンポの良さに、ワクワクするシーンも盛りだくさんだし。
『スター・ウォーズ』は言わずもがな、42年にも及ぶ歴史を持ち、宗教的と言っても良いほど多くのファンを抱える、偉大なシリーズ。
"その完結編を作る"と言うのは、あまりにも荷が重い仕事ですよね。
誰がやっても、世界中のファン全員が納得する作品を作るのは、おそらく不可能。
J.J.エイブラムスは、本当に良くやってくれたと思います。
グダグダ書きましたが、私は『スター・ウォーズ』が心底好きなんです!!!
「『スター・ウォーズ』を映画館で観る」と言うこと自体が、もうお祭りなんですよ。
だからね、実はオープニング週末だけで、既に4回観に行きました。
カイロ・レン=ベン・ソロ役の、アダム・ドライバーの演技だけでも、とりあえず観に行く価値はあります。
新三部作は個人的に、彼の物語だったと思う。
5位『ライオン・キング』
"超実写版"って何…?
フルCG作品なのに"実写映画"って、どういう事…?
と、思ってました。公開前までは。
そもそもアニメ版の『ライオン・キング』が、名作なのは分かるんだけど1度も面白いと思えた事がなく、正直劇場に行くのも迷ってたぐらい。
結果、あまりにも素晴らしい出来で、今は『ライオン・キング』と言う1つの作品が、大好きになってしまいました。
個人的にオリジナル作品有りの実写モノは、余計なアレンジを入れず全て忠実に実写化して欲しい派なので、その点で本作は頂点を極めていると言えます。
実写映像による説得力も増して、"命の環"が紡ぐメッセージを、やっと理解できて嬉しい作品でした。
とにかく冒頭の「サークル・オブ・ライフ」のシーンだけで1000億点なので、未見の人は早く観てくれ。