【2019年版】ディズニー映画10本 私的ランキング（いの編）

 

4位『アナと雪の女王2』

このあたりから「例年ならダントツで1位」作品が続きます。

2019年は間髪入れずに超大作が公開された、本当に凄まじい1年でした。

『アナと雪の女王2』は、この先のディズニー長編作品の未来に、希望を見出せた作品だと思います。

公開中につきネタバレは出来ませんが、エルサとアナが辿り着いた答えと、そこに至るまでの丁寧な過程の描写、緻密なキャラクター分析と魅せ方描き方には、もう舌を巻くばかり。

とにかくエルサとアナの2人が共に、真に幸せそうで良かった。

2人の事がもっともっと大好きになる、最高の作品です。

3位『アラジン』

『美女と野獣』に続き、実写作品として完璧のその上を行くレベルだった『アラジン』。

衣装やセットの豪華絢爛さ、どこを切り取っても往年の名曲揃いで、圧倒的キラーチューンの連続だった楽曲たち。

特にアラン・メンケンが書き下ろした新曲「スピーチレス～心の声～」は、あまりの素晴らしさに圧倒されてしまった…

歌詞も曲調も、類を見ないほど力強くて、勇気をもらえました。

個人的には、作品のタイトルはもう『ジャスミン』で良いんじゃないかってぐらい、彼女の物語だったと思います。

アニメーション版ではとても描き切れていなかった、ジャスミンの置かれている状況や心情の背景を、しっかり丁寧に描いていた本作。

そこまで思い入れのなかった、ジャスミンと言う1人の女の子の事が、大好きになってしまいました。

アニメーション版はとにかくジーニーのキャラが強く、ボヤっとしていた彼女の印象が、全て超丁寧な解説付きで答え合わせ出来た挙句、さらにキャラクターとして昇華された感じ。

後はもう、あんなにも美しい人が、髪型もドレスも何もかも、限界のその先まで忠実に実写化してくれて、それだけで涙出そうでした…

ウィル・スミスのジーニーも、らしさを散りばめつつ、飽きさせない楽しさとクールさを兼ね備えていて、ちゃんと頼りになる相棒として、人生の先輩として、アラジンの傍にいた感じが凄く良かった。

大好きな作品が、ここまでのクオリティで完全実写化されるなんて、ファンとしてこんなに嬉しい事はないですね。

2位『メリー・ポピンズ リターンズ』

『アベンジャーズ／エンドゲーム』なんてバケモノ級の映画がなければ、間違いなくダントツ1位ですよ。本作。

今後100年残る、超名作誕生の瞬間を目撃出来て、この上ない幸せをくれた作品。

この現代に、メリー・ポピンズの魔法が蘇る…どころか、とびきりブラッシュアップされて、新たな魔法にかけられてしまった奇跡。

観終わった後の多幸感も凄まじく、全身まるごと幸せが駆け巡り、肺いっぱいに満たされて行く感じ。

前作を踏襲したオープニングからしてもう胸を打たれ、「さあ、これからメリー・ポピンズの魔法にかかるぞ!」と言う心構えも出来るし、一気に引き込まてしまいます。

新たに披露される極上の楽曲たちも至高の一言だし、衣装も美術も素晴らしく、懐かしいあの人も場所も、何もかもがそっくり現代に蘇って、まるで魔法みたい。

大人になって観た今、そこかしこに残る前作の懐かしい思い出や匂いを、マイケルと一緒になって懐かしがったり、思い出す事ができました。

前作へのリスペクトと愛が詰まりに詰まって、ついに溢れ出したラブレターのような作品だと思います。

54年の時を経て、さらに美しく洗練されて帰って来たメリー・ポピンズは、またも我々の心に魔法をかけて行きました。

素晴らしかった!