気にすることはまだある!「駅までの距離」や「通勤時間」

住居を考える際に考えなければならないことはまだまだあります。

パパの通勤や子どもの通学を考えた場合の「駅までの距離」です。特にパパの「通勤時間」は重要で、かかり過ぎるのも家族にとってはマイナスとなります。

では、どこまでが限界と考えているのでしょうか。早速見てみましょう。

【自宅から最寄り駅までの距離】は、最低限(長くても)何分までなら、4人家族が幸せに暮らせると思いますか?

1位:15分以上20分未満 29.9%
2位:10分以上15分未満 23.7%
3位:20分以上25分未満 20.7%
4位:30分以上 16.1%
5位:5分以上10分未満 7.2%

駅までの距離は近いに越したことはないかもしれませんが、駅周辺は商業施設も多く、必ずしも住環境が良いとは限りません。

良い環境の元、安心して家族が暮らすためには、多少駅から遠くても仕方がないという結果になっていますが、驚いたのは30分以上が16.1%もあったことです。

駅徒歩の限界の平均が18.4分であることを考えると、30分以上でも許せると考える人は、時間よりも家族が納得のいく住環境の方が大切だという想いが強いのかもしれません。

では、パパの通勤時間の限界はどれくらいだと考えているのでしょうか。

【通勤時間(片道)】は、最低限(長くても)何分までなら、4人家族が幸せに暮らせると思いますか?

1位:60分以上80分未満 43.8%
2位:80分以上100分未満 17.5%
3位:20分以上40分未満 17.0
4位:40分以上60分未満 11.9%
5位:20分未満 6.1%

1位は60分以上80分以内となっていますが、平均は57.1分ですから、通勤時間は「1時間以内」が理想だと考える人が多いことが分かります。

毎日のことですし、通勤時間が長いことによる家族への影響を考えると1時間が限界なのでしょう。

このように、家族が幸せに暮らすための住まいの条件は人それぞれですが、住まい探しにとって重要となってくるのが「どこまでなら許せる範囲か」ということです。

全ての条件をクリアできる物件はまずありませんから、家族でよく話し合い、納得がいく住居が見つかるといいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。