夫婦2人と子ども2人の4人家族が幸せに暮らすために必要な「家の広さ」や「駅からの徒歩による限界距離」、「限界の通勤時間」はどれくらいだろうか。

家族の愛情さえあればどんな住まいでも・・・という人もいるかもしれませんが、住居は家族が集い絆を深め、子どもが成長するための大切な場所でもあるため、家族が納得できる場所でなければなりません。

ですから、どんな人でも少なからず1つは住居に対する必要最低限の条件というものは持っているはずです。

そこで今回は、4人家族が幸せになるための住まいの条件についてお伝えします。

4人家族が幸せになるための住まい探し!その条件とは・・・

今の家に全く不満はなく、満足している人は羨ましい限りですが、「もう少し広い家に住みたい」「もう少し駅から近い家だったらいいのに・・・」など、大なり小なり現在の住居に不満を持ちながら住んでいる人は少なくありません。

多くの人が何かしら妥協しながら住んでいるというのが現実です。では、全てが満足とはいかなくても、どこまでなら許せる範囲なのでしょうか。

そんな中、不動産情報サービスのアットホームは首都圏で暮らす4人家族の夫婦628名を対象に「4人家族が幸せに暮らすために必要な住まいの条件」の調査結果を発表しました。

気になるのは、住まいに対する自分の価値観と他人の価値観の差ですが、早速その中身を見ていきましょう。

4人家族が幸せに暮らすために、最低限必要だと思う、自宅の「間取り」をお答えください。

1位:4LDK 40.8%
2位:3LDK 33.6%
3位:2LDK 6.5%
4位:3DK 5.6%

やはり4人家族には4LDKか3LDKが必要で、リビングルームは必須だと考えている人が多いことが分かります。部屋数だけではなく、家族全員が同じ空間で一緒に過ごせるリビングは4人家族にとっては重要な場所と考えているようです。

では家の広さは最低どれくらい必要だと考えているのでしょうか。

4人家族が幸せに暮らすために、最低限必要だと思う「家の広さ(延べ床面積)」を平米でお答えください。

1位:80平米以上100平米未満 28.9%
2位:100平米以上120平米未満 22.1%
3位:60平米以上80平米未満 21.2%
4位:60平米未満 12.1%
5位:120平米以上140平米未満 8.1%

上記から、80平米以上100平米未満が全体の約3割を占めており、平均は「89.0平米」であることが分かりました。

また現在の自宅の広さの平均は「90.7平米」であったことから、広さに関しては理想と現実がほぼ一致していることが分かります。

では、4人家族に重要な場所となるリビングの広さはどうでしょうか。

4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う「リビングの広さ」を畳数でお答えください。

1位:10畳以上15畳未満 47.8%
2位:5畳以上10畳未満 21.4%
3位:15畳以上20畳未満 20.0%
4位:20畳以上 9.7%

10畳以上15畳未満が約半数を占めていることは、ダイニングテーブルやテレビ・ソファを置いてもくつろげる最低限の広さを想定した結果となっています。

15畳以上と考える人も約30%いることから、最近ではリビングと隣り合わせとなっている和室や洋室の壁を取っ払い、リビングにしてしまうリフォームやリノベーションが子育て世帯には支持されていることを考えると、リビングの広さを重視している人が多いことが分かります。