今年の4月、2024年に紙幣が一新されることが発表されました。20年ぶりの新札発行、その意味や効果、新札の詳細をご紹介します。

1.どんなお札が登場するの?

今回発表された新札は、まずお札の表面の肖像が変わります。

新1万円札は「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家の渋沢栄一、新5千円札は津田塾大学の創始者である津田梅子、新千円札は「近代日本医学の父」と呼ばれる予防医学に貢献した北里柴三郎です。

お札の裏面も変わります。新1万円札は東京駅の駅舎、新5千円札は藤の花、新千円札は葛飾北斎の富嶽三十六景の1つ「神奈川沖浪裏」です。

また、額面表示は漢数字よりも算用数字を大きく目立たせているので、パッと見ていくらか分かりやすいデザインになっています。

2.どうして今、新札発行なの?その効果はいかに

日本の紙幣は、近年では20年ごとにお札の絵柄を変える「改刷」を行います。

改刷をする1番の目的は紙幣の偽造防止です。

2004年の改刷も、きっかけは2001年秋頃から急増したニセ札の横行が大きな社会問題になったからと言われています。

ちなみに、ユーロ圏は2013年以降ほぼ毎年のように何らかの紙幣の改刷を行っています。日本の改刷頻度が低いのは、その高い偽造防止技術によるところが大きいようです。

改刷をすることで、それまで使用されていた自動販売機や銀行のATMは改造または新しく作り直す必要がでてきます。

その費用はかなりかかりますが、ニセ札防止も期待できますし、自動販売機やATMを作っている会社ではその分仕事が増えます。

そのような特需が景気を押し上げる可能性もありますが、一方で改修費用を抑えるためにキャッシュレス対応の機種も増えていくのではないでしょうか。

2004年当時の第一生命経済研究所の試算によると、改刷が日本の社会に与える経済的な効果は約1兆円にものぼると予想されていました。

日本でもキャッシュレス化は急速に進んではいますが、今回の改刷が与える経済的な効果は大きそうです。

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