世帯年収は高いに越したことはありませんが、子育て世代の人達はいったいどれくらいの年収を理想とし、実際にどれくらいの年収があるのだろうか。

それは子育て世代に限らずどの世代も気になるところですが、理想とする年収と実際の年収にはかなりの開きがあり、男女お互いの年収への不満や思いが明らかになりました。

また、子育て世代の「支出」で気になるのが「子育て費」ですが、こちらも男女間で負担の大きさにギャップがあるようです。

そこで今回は、子育て世帯の収入と支出における男女間ギャップについてお伝えします。

理想の年収と現実!その差はいくら?

夫の年収と妻の年収、それぞれいくらが理想なのか、また合わせていくらが理想なのでしょうか。理想に対し現実がいくらなのかは誰もが気になるところです。

そんな中、明治安田生命は0歳から6歳までの子供がいる既婚男女1100人を対象に「子育てに関するアンケート」を実施しました。

調査結果によると、夫が理想とする年収は759万円ですが、現実は606万円。妻が理想とする年収は270万円ですが、現実は149万円となっています。

さらに世帯年収で見てみると、理想は1029万円ですが、現実は755万円とその差は274万円になっています。

これはあくまでも平均年収のお話ですが、理想とする年収と現実にはかなりの開きがあるようです。

子育て世代は住宅ローンや教育費など、最もお金が掛かる時期であるため、理想とする世帯年収が1000万円を超えていることは納得ですが、必要だと感じている額に対し、実際が追い付いていないところを見ると、現実の厳しさが伺えますね。

負担が大きい「子育て費」!負担の大きさを感じている男女間ギャップとは

収入と同じく、子育て世代が気になる支出の1つに「子育て費」がありますが、子育て費は毎月いくら掛かっているのでしょうか。

調査結果によると、平均は39,240円となっています。保育園や幼稚園代、習い事費用や食費など、うちはもっと掛かっていると感じている人も多いでしょう。

その証拠に「子育て費が不足していると感じる」と回答した人は762人にものぼっており、その人たちが感じる平均不足額は23,982円となっています。

では、子育て費の何に負担を感じており、不足していると感じているかですが、男性は「保育園や幼稚園代(62.7%)」「習い事やお稽古事の費用(43.6%)」など、毎月の「教育費」が負担だと感じているのに対し、女性は「レジャー・旅行費(16.7%)」や「日用品(16.4%)」、「誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用(14.2%)」などの「娯楽費」に負担を感じている傾向が見られました。