ヴィジュアル系に目覚めたきっかけは?

めんま:お二人がヴィジュアル系に目覚めたきっかけは何ですか?

俺ゴミ:僕はPENICILLINさんなんです。最初はシンプルなきっかけなんですけど、漫画『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』が好きで、アニメ版のオープニング曲がPENICILLINの『ロマンス』だったんです。あのアニメのオープニング映像ってアニメの絵から一瞬PVに切り替わるものだったんです。

めんま:ああ~! Dir en grey(現・DIR EN GREY)の『I’ll』(アニメ『浦安鉄筋家族』のオープニング)もそうでしたね。

俺ゴミ:「なんだこれ、なんてかっこいいんだ」と思って、『マサルさん』が好きだったこともあり、CDを買いに行ったんです。

アニメのタイアップ曲だし、ジャケットにアニメの絵とか描いてあるのかなと思ったら、バラを握ってるジャケットで、これがまた「なんだこれカッコいいな」と(笑)。『ロマンス』はもちろんのこと、カップリング曲の『Tomorrow』もカッコいいし。それでアルバム『Ultimate Velocity』も買って……。そこからですね。

――だいごろうさんがヴィジュアル系に触れたきっかけは?

だいごろう:親が元々、MALICE MIZERがめっちゃ好きで、その影響です。他にもD-SHADEとかL’Arc~en~Cielあたりが好きで。その影響で小さい頃からずっとそういう音楽を聴いて育ってたんです。

俺ゴミ:いい環境ですね。

めんま:うらやましいです。

だいごろう:だから、小さい頃からMALICE MIZERを聴いて育ってしまったのでヴィジュアル系しか聴けない体質になってしまったという。ミュージシャンとしては、良くない育ち方をしてしまいました(笑)。

それで元々聴いていたところに、中学の時、色々こじらせて更に好きが加速していった感じですね。

――ちなみに、こじらせたキッカケのバンドは?

だいごろう:1番最初はSuGですね。

俺ゴミ:もう最初がSuGなんですね。

だいごろう:SuGは中1か中2ぐらいの時に姉と一緒にLIQUIDROOMのワンマンを観に行ったんです。

めんま:お姉さんもヴィジュアル系がお好きなんですか?

だいごろう:元々、バンギャルです。

俺ゴミ:いいですね。楽しそうですね。

だいごろう:あとはシリアル⇔NUMBERのライブ観に行ったり。他にはVersaillesが好きだったので、HIZAKIさんのgrace project。他にも色々聴いていましたけど、その時は全体的にキラキラ系の方が好きだったかもしれないですね。

――ちなみに、キラキラ系の魅力ってなんだと思います?

だいごろう:ポップさというか、90年代のダークなヴィジュアル系のイメージを変えたというか。そこが好きでしたね。

中でもSuGの武瑠さんに憧れすぎていたんです。本当イケメンすぎて「なんだこの人は」って感じでしたね。

俺ゴミ:かっこいいですよね。

だいごろう:それでちょっとこじらせてきちゃって、当時クラスで流行ってる音楽に対して「そんなの聴いてる奴は、ミーハーだよ」みたいな(笑)。