2020年の飛躍は確実! 2019年のルーキーたち

一体どうなる?! PRODUCE48出身者のグループ

2019年に起きたK-POPシーンの大きなニュースと言えば、オーディションサバイバル番組「PRODUCE101(プロデュースワンオーワン 通称プデュ)」シリーズ問題でしょう。

国民プロデューサー(=視聴者)の投票によってデビューメンバーが決まる、というのが番組最大のウリだったにもかかわらず、ファングループによる検証、そして警察当局による調査によって、プデュ運営側が、最終回前にデビューメンバーを事前に決定していたことが明らかになりました。

この問題が明らかになったことによって、シリーズのプロデューサーらが逮捕され、番組シリーズを通してデビューしたグループ、IZ*ONE(アイズワン)とX1(エックスワン)は活動停止を余儀なくされました。ですが、何も知らされず一生懸命に参加し、汗と涙を流していた練習生たちに罪がないのも事実です。

2018年に放送された第3シリーズ「PRODUCE48(プロデュースフォーティーエイト)は、日本の48グループとのコラボレーションで話題を呼び、2019年にはその参加者から多くのデビュー組が生まれました。本当に魅力的で、才能に溢れたメンバーばかりです!

6:EVERGLOW/Adios

PRODUCE48参加者の中でも最高のビジュアルと言われた中国出身の美少女イロン(イーレン)と、PRODUCE101シーズン1にも参加したシヒョンが所属するEVERGLOW(エヴァーグロウ)は、2019年3月にオリエンタルなメロディーラインとバキバキのダンスサウンドが印象的な「Bon Bon Chocolat」でデビュー。

当初から大きな反響を呼んでいましたが、8月にリリースした2曲目Adiosで早くも音楽番組1位を獲得。洗練されたルックスと大音量映えのするEDMサウンドは国際的人気を得ているようで、YOUTUBEの再生回数が2019年12月末現在で8000万回越えと、人気グループの目安である1億回再生も見えてきました。こちらも2020年2月3日にカムバック予定。本当に楽しみ!

7:Cherry Bullet/Q&A

PRODUCE48最終回まで勝ち残った歌姫、ヘユンを擁するCherry Bullet(チェリーバレット)は、2019年1月にQ&Aでデビュー。ゲーム世界をモチーフにした完成度の高いMVは、彼女達に対する期待の大きさを感じさせてくれました。

続く5月には「Really Really」をリリースしたのですが、その後に日本人メンバーのココロと台湾人メンバーのリンリンが消息不明に。そして12月には、ついにココロ&リンリン、そしてリーダーだったミレの契約解除が発表されました。

可愛さ、綺麗さ、ダンススキル、ヴォーカルスキルと秀でたメンバーばかりのグループだったので、再編成は本当に寂しいのですが、新生Cherry Bulletの飛躍を祈りたいところ。アイドル陸上大会(アユクデ)で大活躍し話題に、そして2020年2月11日にカムバック予定です。

8:Rocket Punch/BIM BAM BUM

PRODUCE48を最終回まで勝ち残った後、AKB48を卒業して韓国に渡った高橋朱里さんと、PRODUCE48に参加したソヒ&スユンがメンバー入りしたのが8月にBIM BAM BUMでデビューしたRocket Punch(ロケットパンチ)です。

INFINITEやLovelyzといった先輩のDNAを受け継いで、歌心のある楽曲とスムースなダンスパフォーマンスはデビュー曲にしてかなりの完成度。サビに到達して疾走していく構成は爽快です。

先輩たちのように、息の長いグループに成長してほしいところ。こちらも2020年注目のグループでしょう。こちらは2020年2月10日カムバック予定です!

9:IZ*ONE/Violeta

2018年のデビューグループになりますが、PRODUCE48を勝ち抜いた12人によるIZ*ONE(アイズワン)にも触れておきましょう。

2019年11月に発売予定だったアルバム「BLOOM*IZ」のリリースは延期され、新曲「Fiesta」もお蔵入り状態になってしまいました。ですが、彼女たちがデビューから1年の間、最高級のパフォーマンスとファンサービスで、多くのファンを掴んできたことも事実。2019年4月に発表されたVioletaは、ほれぼれするような美しさと強さに満ちています。

そんな彼女たちも、2020年2月中にカムバックすることがアナウンスされました(詳細日程は2020年1月末時点では未定)。世界が彼女たちを待っています!

この他にも、PRODUCE48出身者としては、2019年8月にキム・ドア在籍のFANATICS(ファナティクス)による「SUNDAY」のリリースがありました。

そして2020年にはナ・ゴウン在籍の練習生チーム365Practiceや、キム・ナヨン所属事務所BananaCultureによるbanana newkidあたりのデビューにも期待したいところです。

まだまだいます! 有望な新人たち

10:BVNDIT/Hocus Pocus

PRODUCE101シーズン1出身者の中でも、現在最も成功しているのが、歌唱力もダンスもカリスマ性も兼ね備えたソロシンガーのチョンハでしょう。彼女と同じMNHエンターテインメントから2019年4月にデビューしたのがガールズグループが、BVNDIT(バンディット)

もともとチョンハと一緒にグループとしてデビューする計画もあったと言われる彼女たち、その実力は折り紙付きです。IZ*ONE「La Vie en Rose」などで知られるMospickが提供したデビュー曲「Hocus Pocus」は哀愁漂うラテンテイストが心地よい佳曲です。

NG

11: ARIAZ/Moonlight Aria

ガールズグループの大先輩であるJewelryや、Nine Musesを生んだ事務所、スター帝国が2019年10月に送り出したのがARIAZ(アリアズ)。メンバーのユンジとシヒョンはPRODUCE101シーズン1、ヒョギョンは「MIX NINE」に参加しています。

デビュー曲「Moonlight Aria」は、キャッチーなメロディーにカットアップ手法を駆使したアレンジ、そして美しいルックスと、見どころ聴きどころが盛りだくさんの仕上がりです。

作曲を手掛けたのが、先輩であるNine Musesの楽曲や、G FRIEND に宇宙少女といった人気グループに楽曲提供をしているe.oneのチョン・ホヒョン。個人的には、サビのメロディーラインに先輩たちのDNAを強く感じました。

12: HINAPIA/DRIP

続いてご紹介するHINAPIA(ヒナピア)は、新人グループにもかかわらず、強いオーラを放ちまくっています。それもそのはず、このグループは元々2017年にPledisからデビューしたPRISTINが2019年5月に解散後、事務所を離れたミンギョン、ギョンウォン、ウヌ、イェビンの4人が揃い、非公開練習生だったパダを含めた5人組としてデビューした、という経緯があるんです。

デビュー曲「DRIP」で聴ける力強いサウンドに、眼光鋭いまなざし。新天地で新たな闘いを始める決意が見えるようです。2020年のリベンジに期待しましょう。