新人には負けない!先輩グループにも期待大
ガールズグループの頂点は?新企画「Queendom」出演組
13: MAMAMOO/HIP
デビューメンバーを決めるオーディションサバイバル番組が隆盛を究める中、既存ガールズグループのバトルという新しい方向性を打ち出したTV番組「Queendom」(クインダム)。この番組で優勝したのは、実力も人気も十二分の4人組MAMAMOO(ママム)でした。
以前から歌唱力に定評のあった彼女たちですが、この番組と新曲「HIP」からは、ダンススキルも超一流であることがわかります。とにかく媚びない姿は、新たな時代の美しさを表現しているよう。2020年代を切り開くのは、彼女たちのような存在なのかもしれません。
14: AOA/Come See Me
Queendom内で話題を呼んだのが、お互いの楽曲をカバーする企画。この中でMAMAMOOの「Egoistic」をカバーし、歴代級のステージを見せてくれたのが経験豊富なガールズグループAOA(エーオーエー)。
2014年の大ヒット曲「Short Hair」や「Miniskirt」時代はそのセクシーさが前面に打ち出されていましたが、メンバーの脱退など数々の経験を経た現在は、まさにディーヴァ的な気高さを感じさせます。円熟味を増したAOAには、2020年にも期待したいところです。
15: OH MY GIRL/The Fifth Season
Queendomカバー企画の中で、大きな爪痕を残したグループがもう一つ。人気も実力もメキメキ上昇中のOH MY GIRL(オーマイガール)です。Lovelyzの「Destiny」カバーは、時代物ドラマのように大胆にアレンジしながらも、元曲の切なさや儚さを十分に感じさせてくれる圧巻のステージでした。
このグループの美点は、ダンスの滑らかさやキュートなキャラクターはもちろんのこと、楽曲の世界観を表現する力の高さではないでしょうか。5月にリリースされたフルアルバムのリード曲「The Fifth Season」は、ドラマティックな展開と構成で、彼女たちの表現力が十二分に発揮されています。
今回のQueendomには、この他にも「LION」でヒットを飛ばした(G)I-DLE(ジーアイドゥル)や、5月に「Beautiful Days」をリリースしたLovelyz(ラブリーズ)、そして「Spring」でサンダラ・パクと元2NE1同士の共演を果たしたPark Bom(パク・ボム)が出演しました。
新人のフレッシュさを見せるオーディションサバイバル番組とはまた違い、既存グループの新たな魅力とお互いへのリスペクトを示してくれたQueendom。新シリーズ放送に期待したいところです。
まだまだいます! 2020年に注目すべきガールズグループ
16:Apink/%%(Eung Eung)
2011年4月デビュー、2020年には活動10年目に入る大ベテラングループApink(エーピンク)。ちょうど1年ほど前にリリースされた「%%(ユンユン)」は、メランコリックで切ない楽曲とカラフルな色彩がマッチしたMVに仕上がっています。デビュー当初は清純派美少女だった彼女たちも、本当に艶のある美女に成長しました。
根強い人気のベテラングループである彼女たち、2019年末の歌番組で突然ステージが終了させられるというトラブルに見舞われたことがニュースになりました。本来あってはならないことですが、この出来事が歴戦の彼女たちとファンを奮い立たせたことは間違いないでしょう。
17: fromis_9/FUN!
PRODUCE101シリーズと同様、ケーブル局Mnet制作によるオーディションサバイバル番組「アイドル学校」も、様々な批判を受けました。この番組出身のfromis_9(プロミスナイン)も、2019年末はなかなか思うような活動ができなかったように思います。ですが、6月リリースの「FUN!」を見ればわかるように、彼女たちはともかくアイドルとしてパーフェクトなんです!
個性がありながらも美しさと可愛らしさ、そして愛嬌に満ちていて、聴いていてウキウキするような楽曲があって…。日本での活動も少しずつ増えてきて、日本のアイドルファンの心も確実に撃ち抜いてきています。こちらは2020年3月に日本で初のファンミーティングを開催予定。これは見逃せない!
18:宇宙少女(WJSN)/As You Wish
大御所である少女時代は別格ですが、現在のK-POPシーンには幾つかの有力な”少女”グループが存在しています。その中でも音楽番組で一位を獲得するなど、2019年に人気を確立した感があるのが宇宙少女(うちゅうしょうじょ、ウジュソニョ)。
2019年は1月に「La La Love」、6月に「Boogie Up」、そして11月に「As You Wish」の3曲で活動するなど、大忙しの一年でした。多忙だったこともあってか、12月にはメンバーのダウォンがしばらく休息をとることを発表。ゆっくり治してほしいところです。
そして、2018年から2年間の中国活動に専念していたミギ&ソニと、なぜか一緒に参加できなかったソンソの中国メンバー3人の再合流もありえるでしょうか?今から完全体の宇宙少女を心待ちにしています!
19:公園少女(GWSN)/RED-SUN(021)
公園少女(こうえんしょうじょ、コウォンソニョ)の楽曲は、流れるようなメロディをエレクトリックな編曲で味付け、そして印象に残る展開で彩る名曲ぞろい。日本人メンバー、ミヤを擁することで日本でも話題になりました。
7月リリースの「RED-SUN(021)」は幻想的なMVも楽曲にマッチしています。そして9月にMVが発表されたアルバム曲「Total Eclipse」もガラージュハウスを取り入れたサウンドで、これまた最高!爆発的にヒットするタイプではないかもしれませんが、こうしたグループの存在がシーンの層を厚くしているのは間違いないと思います。
2020年も、リスナーの耳を楽しませてくれる楽曲に期待しています。
20:今月の少女(LOONA)/Butterfly
一か月に一人ずつメンバーが公開されていく、しかもとんでもないクオリティのソロ曲&ユニット曲を引っ提げて…という前代未聞の大型プロジェクト今月の少女(イダレソニョ 英語名LOONA ルーナ)。
2019年2月リリースのリパッケージアルバムから活動曲に選ばれた「Betterfly」は、世界各地でロケしたであろう映像を交えながら、彼女たちの巨大な世界観が顕現したかのようなとんでもないスケールのMVで話題を呼びました。
その後はプロデューサーの離脱や、日本の出資会社とのトラブルなど、大変な時期を過ごしたであろう彼女たちですが、12月にはバラード曲「365」MVを発表しています。そしていよいよ、2020年2月5日にカムバックを予定。少女たちの新しい姿にも注目です。