新海誠監督(左)と東宝宣伝プロデューサーの弭間友子さん
日経WOMANが各界で最も活躍した働く女性に贈る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」授賞式が2日、東京都内で行われ、映画『君の名は。』のメガヒットの立役者である弭間(はずま)友子さんが大賞を受賞。会場には新海誠監督も駆け付け、“ハグ”で弭間さんを祝福した。
弭間さんは東宝の宣伝プロデューサー。『君の名は。』は社会現象と言われるほどの大ヒットを記録しているが、弭間さんは企画のスタートから宣伝まで全てに関わり、映画を成功に導いた。『言の葉の庭』(2013年)でも新海監督とタッグを組み、舞台あいさつでは新海監督と共に全国を巡った。信頼関係はそこで築かれたという。
新海監督は祝辞の中で「『君の名は。』という映画は男女が入れ替わってしまう物語ですが、もし僕が弭間さんと入れ替わってしまったとしたら、この映画の宣伝に途方に暮れてしまったでしょう。監督は無名であり、有名原作でもないオリジナルで、テレビ局の映画でもない。どこをフックに観客に届けられるのかって…」と述べた。
また「集団製作の現場で時々見掛ける“輝く人”とは、やっぱり作品を愛している人。そういう人の言うことは“ちょっと聞いてみなければいけないんじゃないか”という気持ちにさせられる。弭間さんは、まさにそういう人で、いろんなところで衝突もしたのですが、“弭間さんが言うならそうなのかもしれない”という気持ちにさせられました。この作品が遠くまで届いたのは弭間さんのおかげです」と感謝の思いを口にした。
弭間さんも「監督が現場で、どんどん痩せていく姿を見て“本当に命を懸けて作っている”というのを感じたので、私も『命を懸けて宣伝します』と言わせていただいた。そしてこういう形で花が咲いた。私はいつも裏方にいるのですが、その場所にも、こういうふうに光を当てていただいたのがとてもうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
囲み取材では、今後の野望についての質問も。新海監督は「(今回のヒットの)再現性はないと思う。同じことを狙ってもできない。できることはベストの作品を作り続けることだけ」と語った。
一方、弭間さんは「1回、ここまでの成績を出すことができたので、2回でも3回でも何回でもここに戻ってくることはできる。監督は背負わなくてもいいけど、私は背負って、監督をまたここに連れて来られるように頑張ります」と言葉に力を込めた。
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