テレビ、映画、レジャーのツボ
この場合は、ツボというより“ゆずれないポイント”の意味です。
もちろん合っていれば一緒に出掛けられて、なお楽しいでしょう。
しかし合わなくてもとくに問題はありません。
なぜなら毎日レジャー、毎日映画鑑賞はしないからです。
テレビも独身時代のようにこだわって観ることも減ります。
一致しなくても、ときどき行うレジャーや映画鑑賞ならお互いのツボに合わせられます。
このような趣味のツボは細分化されていて「お笑い番組は好きだけど落語は興味なし」「二人ともスプラッタ(殺害シーンの生々しい描写)はダメだけどホラーは好き」「でも彼はそこに恋愛が絡むとダメ」「旅行は安・近・短でいい」「私は宿にこだわる」などなど、完全一致はまずありません。
ですから「合っていれば楽しいよね」くらいの認識でいたほうがいいのです。
ツボとは、ストライクゾーンよりもっと狭い、ハマる“点”のことです。
押せばバッチリ効く、そんな笑いや感情などのポイントです。
ツボはざっくり合っていれば大丈夫。
なにしろ“点”なので、お互いが一致することは難しいのです。
結婚において楽しいツボは「合っていればなおいい」程度のものですが、反対に悲しみのツボ、恐怖のツボなどネガティブなツボは重大だと考えて。
片方だけ怖いもの知らずだとか、「それ以上はまずい」などの危機感が分からないのは問題です。
「大丈夫大丈夫、君は大げさだな」と一人で暴走したり引き際が分からないと片方に負担がかかります。
恋愛でも同じですが結婚はもっと深く、生活や人生にかかわってくるので瞬時に感じる本能的なカンは一緒だといいでしょう。