3:不満を言うとケンカにしかならない
「元彼は、普段から『あまりLINEとかメールは得意じゃない』と言っていました。
文字だけのやり取りで誤解が生まれるのが怖いらしく、気持ちはわかるので『じゃあ、不安なときは正直に打ち明けようね』と約束していたのですが……。
デートしたときにちょっとした不満が残って、それをLINEで軽く『これは悲しかったよ~』と伝えたのですが、彼からは『何でそんなこと言うの!?』と意図しない言葉が返ってきて、そこからケンカになりました。
別に彼を責めたいわけではないのですが、彼にとっては『後で不満を言われる自分』が嫌らしく、それならとLINEで気持ちを伝えるのはやめ、その場で口にするようにしました。
でも、彼からは『あのときは俺の意見を聞いてほしかった』とか、デートが終わってからLINEで来るんですよね。
『そういうのはLINEじゃなくて会って話そうよ』と返したのですが、今度は『逃げるのか』とケンカ腰で、ついていけなくなりました。
LINEやメールが得意じゃないというか、結局自分が満足することしか考えてないから衝突するんだなって今はわかります」(26歳/総務)
文字だけのやり取りになるLINEでは、確かにこちらの気持ちが正確に伝わらずにケンカになることもあるでしょう。
ですが、それを避けたいからきちんと話そうと確認したにも関わらず、やっぱりLINEで不満をぶつけてくるのは、「自分のストレスを解消するのが最優先」である証拠ともいえます。
「逃げるのか」のようにこちらの対応を責める返事をされて、正面から話し合おうとは思えませんよね。
顔が見えないからこそ、相手に送る言葉には十分に注意するべきなのがLINEです。
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LINEは、離れていても気持ちを伝えられる便利なツールではありますが、うまくいかないのは「そんなメッセージを送ってくる相手の本心」が後ろに見えるから。
言葉の背景がネガティブなものだと、前向きにやり取りを楽しむ気持ちにはなれません。
そのストレスが解決されないままだと、いつしか別れを考えるようになります。
文字だけの往復になるからこそ、相手の気持ちを考えた使い方を心がけたいですね。