多くのカップルがコミュニケーションのツールとして使っているLINEですが、ふたりの考え方がちがっているとやり取りがストレスになることもあります。
文字だけで気持ちを伝えるLINEでは、相手が正確に受け取ってくれなかったり、期待する返事が来なかったりと、すれ違いが増えるとそれだけ「合わないな」と感じてしまいますよね。
LINEでのやり取りから破局を迎えたカップルに話を聞いてみると、そこには「相手を信じられない」ことが原因としてありました。
どんなすれ違いがあったのか、ご紹介します。
LINEのやり取りから破局…カップルたちの「すれ違い」
1:「ラリーになるのが面倒くさい」と言われて
「一年付き合った彼氏がいましたが、LINEで話すのが嫌になってから距離ができ、別れました。
彼氏の仕事が忙しいのは最初からわかっていたけど、月に数回しか会えないならせめてLINEでたくさんやり取りがしたいと思うじゃないですか。
でも、彼氏は『朝の“おはよう”とか“おやすみ”とか、面倒くさいし意味がない』と言って全然送ってくれないんですね。
昼休みとか残業が終わった後とかはまめにメッセージをくれるのですが、私は寝る前に彼氏の様子が知りたいし、朝も元気なことを確認したい気持ちがあって。
『私がどう過ごしているか気にならない?』と訊いたら『メッセージを送ったらそこからラリーが始まるのが面倒なときもあって』と返されたとき、これが本音だなと思いました。
少しでもつながっていたい私の気持ちより、自分の都合がいいときしかLINEしたくない人なんて付き合えません。
なんだか虚しくなってLINEの返事をするのをやめたら、彼氏からも送ってこなくなって半ばフェードアウトみたいな感じで終わりましたね」(27歳/サービス)
「会話のラリーが面倒」という声はLINEが苦手な人からよく聞きますが、それなら「やり取りを切ってもOKなルール」をふたりで話し合うなど、ストレスのないやり方を考えるのが前向きな対応ではないでしょうか。
連絡を取りたがっている自分の気持ちを置き去りにしても平気な彼氏の姿を見れば、いいお付き合いができるとは思えませんよね。
会う時間が短いカップルこそ、普段の連絡はお互いの気持ちが確認できる方法を見つけておくのが大切です。
2:「既読スルー」にうるさい彼氏
「もともと私がまめにLINEや電話をするほうではなくて、彼氏からメッセージが来ても後回しにすることがよくありました。
決して面倒なわけじゃないけれど、返事を考えるのに時間がかかってしまって。
“後できちんと返そう”と思っていたら、彼氏からまた『忙しいのかな?』『なんでもいいから返信ちょうだい』と来るのがストレスでした。
それで、“後で返信します”みたいなスタンプを送るようにしたのですが、『既読がついたら返事が来るって思うのが普通だろ』とそれも気に入らないらしくて……。
すぐに返事をもらいたい彼氏と、ゆっくりやり取りを楽しみたい私では考え方がちがうなと思って、『文章を考えるのが苦手で、適当に返すのは嫌だから待ってほしい』と私の気持ちはきちんと説明したつもりです。
そのときは『わかった』と言ってもらえたのですが、結局それからも『また既読スルーなの?』って嫌味を言われることが続き、耐えられなくなって別れました。
ぽんぽんやり取りできる人ばかりじゃないってわかってほしかったですね」(34歳/営業)
「既読スルー」に敏感な人は多いですが、電話とちがい文章を考える手間のかかるLINEは、すぐに返信することが難しい人もいるのが現実です。
それを説明してもらってもまだ「すぐ返事をしない」ことを責めるのは、相手を尊重しているとは言えません。
いつ返すかは相手の都合も大きく、楽しくやり取りをするなら待つ余裕を持つことも重要です。
嫌味を言うだけ相手の気持ちは離れていくのだと、知っておきたいですね。