「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞授賞式」が28日、東京都内で行われ、受賞者の宮沢りえ、妻夫木聡、宮崎あおい、有村架純、佐藤浩市ほかが登壇した。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で主演女優賞を受賞した宮沢は、「とても光栄ですし、うれしく思っています。これからも、どんな作品であれ心を揺さぶるような表現ができるように誠実に頑張っていきたいです」と喜びを語った。
プレゼンターを務めた綾瀬はるかは、宮沢の印象について「いつも力強くて、女優さんとして輝いていて本当にすてきですし憧れます」と話した。
映画『怒り』『ミュージアム』などに出演し、助演男優賞を受賞した妻夫木は「人と作品との出合いは大事だと思っていて、ここに立っていられるのも皆さんのおかげです。とくに『怒り』の李(相日)監督と、一緒だった綾野剛君には感謝したいと思います」とコメント。「来年の目標」を聞かれると、「今やっている舞台の僕のせりふの中で『ひたむき』という言葉があって、好きな言葉なので、そのひたむきの心で来年も頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
映画『怒り』『バースデーカード』に出演し、助演女優賞を受賞した宮崎は「ありがとうございます。本当にうれしいです。年を重ねて、自分が母親役をやらせていただけるようになったことも楽しくて幸せだなと思いますし、このようなご褒美までいただくことができて幸せです」と感想を語った。
プレゼンターを務めた長澤まさみは、「宮崎さんはすごく憧れの女優さんで、学生時代とか宮崎さんの作品をよく見ていたので、今回は本当に光栄に思います。持っている空気感がほかの女優さんと一味違うところに憧れて、宮崎さんの作品を見ていました」と憧れの気持ちを明かした。
映画『夏美のホタル』『何者』などの作品に出演し、新人賞を受賞した有村は、「私は仕事を始めて6年目で、果たして自分が新人かどうかと揺れ動いてる時に、このような賞をいただきました。これからは甘えが効かないぞと言っていただいているような気がして、気持ちが引き締まる思いです」と話した。来年の目標については、「映画や朝ドラも始まるので、いろんな顔を見せられる一年になればいいなと思います」と抱負を語った。
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