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ディズニー実写映画『美女と野獣』(2017年4月21日公開)プレミアム吹替版キャストの、野獣役・山崎育三郎さん、ベル役・昆夏美さんに、Webメディア独占インタビューを実施。
『美女と野獣』という作品への思い、収録前の意気込みをうかがいました。
野獣の生い立ちや、繊細さが描かれている(山崎育三郎)
ーー本日はよろしくお願いいたします。
さっそくですが、まずは、山崎育三郎さんは野獣、昆夏美さんはベル、それぞれの役のキャラクターについて、お聞きしたいと思います。
山崎育三郎「アニメーション版『美女と野獣』で描かれた野獣よりも、より、野獣の人生観や、生い立ちが描かれていて、観客は、感情移入しやすいキャラクターになっていると思います。
なんでこうなってしまったのか、王子のときの彼も、全部繋がっていく。
細かく描かれているので、繊細に演じたいな、と思っています。」
野獣には、私たちの人生に重ねられる部分がある(山崎育三郎)
ーー甘いマスクと、歌声が人気の山崎育三郎さんが、怪物のような容姿に悩み、自分を追い詰めていく、野獣を演じる。
一見すると正反対ですが、野獣にシンパシーを感じるところはありますか?
山崎育三郎「今回の野獣像は、世の中の男性、誰でも、共感できる部分があると思うんです。
誰も完璧ではないし、コンプレックスだったり、足りないところを抱えながら生きているので。
自分も、学生時代に留学した際、アジア人だからバカにされていたというか、心を開けなかった経験がありました。
たまたま、クラスで席が隣だった友達に出会えて、心が解放されていく瞬間があったのですが、野獣がベルに出会うことによって、変化していくところと、重なる部分があります。
いろいろな部分が、私たちの人生に重ねられると思うんです。
アニメーション版の『美女と野獣』は、美しくて、ラブストーリーで、女性ファンがもの凄く多い印象があります。
今回の実写版では、野獣の変化していく過程が、男性にも、ものすごく響くんじゃないかと思います。
ぜひ、男性にも、観ていただきたいと思います。」
ディズニープリンセスの中でも、自分を持っているベルはすごく魅力的(昆夏美)
ーー幼少の頃からアニメーション『美女と野獣』のファンで、それこそビデオがすり切れるまで何度も観た、と、うかがいました。
ベルのどのようなところが、魅力的だと感じていますか?
昆夏美「女性は、ディズニープリンセスが、憧れの的だと思うんですね。
小さいときから、ベルだったり、シンデレラだったり、アリエルだったり、「私は誰々が好き」と会話してきた、誰もが憧れるディズニープリンセスの中でも、ベルというのは、聡明な女性というのが本当にぴったり。
自立しているというか、自分を持っているのって、すごく魅力的じゃないですか。
変わり者と言われても、気にせず、私は私でいられるって、尊敬に値するというか、なかなかできることではないですし。
私も含めて、現代では、“人と同じである” が一番というか、合わせてしまう人間になってしまう。
『美女と野獣』を観て、ベルを見て、自分を持ってていいんだ、自分らしくいることが幸せに繋がることになるかもしれない、と感じてもらえたらと思います。」