家事、育児、仕事……日々やることがいっぱい。「きちんと掃除しなくちゃ」「栄養バランスの良い食事を作らなきゃ」と思えば思うほど、家事を億劫に感じてしまうママは少なくないはず。忙しさから余裕がなくなり、イライラする時もあるのではないでしょうか。
『ラクする家事10の法則 家庭科「2」の私でもうまくいく』の著者、みしぇるさんは、もともと家事が苦手で、手先も器用ではなかったといいます。そんなみしぇるさんが結婚したアメリカ人のご主人は転勤族、子どもは3人。
「苦手で…」とも言っていられない状況の中、機嫌よく毎日をまわしていくために、少しでも家事をラクに楽しくする方法を考えるようになったそうです。そんなみしぇるさんが日々実践している家事のコツが、本書では10の法則に分かれて紹介されています。
今回は料理にフォーカスを当てて、一部をピックアップしてお届けします。
野菜ジュースが子どもの大好きな料理に変身!
子どもの好きなメニューのひとつ、ミートソースパスタ。皆さんはどのように作っていますか?
子どもからリクエストされても、トマト缶をストックしていない時もありますよね。また市販のミートソース缶やレトルトを使うのは簡単ですが、好きな具材や味付けで作れないし、栄養バランスも気になるところ。
みしぇるさんは、トマト缶ではなく、野菜ジュースを使い、ミートソースを作るそうです。多めに作った場合は、当日はミートソースパスタ、残りは冷蔵庫に保存して数日後にごはんにかけて、ミートソースライスにするといいます。
ミートソースの材料
・合挽き肉…200g
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…1/2本
・しいたけ…2個
・オリーブオイル …適量
・野菜ジュース…400ml
・ケチャップ…大さじ2
・ウスターソース …大さじ2
・塩…少々
・小麦粉 …大さじ1~2
■作り方
(1)野菜をすべてみじん切りにする。
(2)フライパンにオイーブオイルをひき、合挽き肉を炒め、野菜も加えて、さらに炒める。
(3)野菜ジュース400mlとケチャップ、ウスターソースを加え、塩で味をととのえる。小麦粉を少しずつ振り入れて混ぜ、とろみをつけたら完成。
ミートソース以外にも、スープやカレーライスには水の代わりに野菜ジュースを使用することで、栄養バランスのとれた一品になるとのこと。
また紙パック(200ml)の野菜ジュースは、1回分の料理にちょうどいい量なのだそう。そのまま飲むだけでなく、料理にも使えるなんて便利ですね。
子どもとのクッキー作りはジップロックで
お子さんとお菓子作りをすることはありませんか?一緒に作ると楽しさも美味しさも倍増ですよね。しかし面倒なのが、後片付け。
そこでみしぇるさんは、ボウルの代わりにジップロックを使用するそうです。ジップロップなら、手も汚れず、洗い物もなし。
例えばクッキーならば、大きめのジップロックの袋に全粒粉、バター、牛乳、きび砂糖、バニラエッセンスを入れて、もむだけで生地が完成。子どもでも簡単にモミモミすることができるので、作る喜びにつながりそうですね。
生地を作ったら、3ミリほどに薄く伸ばします。それを好きな型にくり抜く、または棒状に丸めてしばらく冷蔵庫に入れて固まったらカットし、焼けばクッキーの出来上がり!というわけです。