たいていのおうちの冷蔵庫にある「味噌」。でも多くて使いきれなかったり、途中で味噌が変色してしまったり、といった経験はありませんか?
そもそも味噌って、賞味期限はどのくらい?冷凍保存ってできるの?買ってきた味噌を上手に保存する方法は?など、知っていそうで知らない「味噌のアレコレ」。
今回は味噌メーカー「ひかり味噌」の担当者さんが疑問を解決してくれました。
お湯を注ぐだけで味噌汁が作れるお役立ちアイデアにも注目です。
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1.味噌の賞味期限について
味噌の種類にもよりますが、一般的に販売されている味噌の賞味期限は、未開封で半年から1年程度。
空気に触れてしまうと酸化が進み、風味や色が悪くなってしまうため、開封後は2~3か月で食べきることが一般的には推奨されています。
もちろん各家庭の冷蔵庫の環境によって異なるため「これくらいの期間なら大丈夫!」と言い切れるものでもありません。
そもそも発酵食品である味噌は、賞味期限内であっても、温度と酸素によって味がゆるやかに変化します。一般的には時間が経つにつれ、甘みが減り、渋みや酸味が増加していくそうです。
しかし、たいてい400g~1kg前後で販売されている味噌。使いきれないという人も多いですよね。いろんな種類の味噌を常備しておきたい人なら、なおさら大変なのではないでしょうか。
ではどうやって保存するのが正しいのでしょう?
2.味噌の賢い保存方法は?
味噌は温度が低く、空気が触れにくい環境であるほど味噌は変化しにくくなります。
そんな味噌は「冷蔵保存」が基本です。
開封済み・未開封に関わらず、冷蔵保存することで、色・風味の変化を遅らせることができます。
開封したあとの味噌は、ラップで表面をぴったり密着させて保存するのがおすすめ。空気に触れないようにして保存することで、味の変化を防ぐことができます。
また、味噌は「冷凍保存」も可能です。味噌に含まれる水分の他に、塩分や糖分などが含まれているため一般の家庭用冷凍庫(0~-15℃)で凍ることはほとんどありません。
冷凍庫から出すと結露が発生してしまうため、使う分だけ出して使ってくださいね。
3.それでも色が変わってしまったら?
それでも味噌の色が濃くなってしまった…というときでも、賞味期限内かつ、腐敗やカビなどが発生していない限り、味噌は問題なく食べることができます。
通常の状態よりも「渋み・酸味」が増してしまった状態なので、それを活かした調理法がおすすめです。
しっかりとした味を楽しみたい魚の味噌漬けや、味付け卵、味噌煮込みうどんなど、味が濃くなった味噌だからこそのおいしい食べ方を楽しめるといいですね。


































