ヒロイン・ウィーバー役の佐々木希

 映画『キングコング:髑髏島の巨神』公開アフレコイベントが16日、東京都内で行われ、日本語吹替声優を務めるGACKT、佐々木希が出席した。

 この作品は、人が決して足を踏み入れてはならない“髑髏(ドクロ)島”を舞台に、人類VS巨神キングコングのモンスター・バトルを描く。2020年には『Godzilla VS. Kong』も決定しており、人類と怪獣たちとの戦いを描くシリーズ(モンスターバース)の始まりの一作となる。

 主人公コンラッドの声を務めるGACKTはこの日の午前中から本番収録を行っており、本番を明日に控えるヒロイン・ウィーバー役の佐々木は「吹き替えするのは初めての経験で今からすごくドキドキしています。カメラの皆さんの前で吹き替えするのも初めてなので頑張ります。緊張しないようにします」とコメントしつつ固い表情でマイクの前に立った。

 緊張の面持ちのままアフレコに挑むと、演出スタッフから「佐々木さんは落ち着いて。GACKTさんが素晴らしいお芝居をしてくれているので、相手のせりふをよく聞いて」などとアドバイスを受けた。その後も何度かテイクを重ね、ときにせりふをかんでしまう場面では「しっかりします。めちゃくちゃ緊張しております」とこわばる表情の佐々木にGACKTが「かわいいね」と優しく声をかけるなど、和やかにイベントが進められた。

 オファーを受け、まず作品を見たというGACKTは「正直あんまり期待していなかったけど、最後には前のめりになって見ていました。めちゃくちゃ面白くて、終わった後に一人で興奮していたら実はまだ終わっていないと戻されて。いろいろなトリックがあるのでぜひ楽しみにしてほしい」とエンドロール後まで楽しめる作品であることを明かした。

 また、この作品には怪獣映画のほか「新世紀エヴァンゲリオン」、「AKIRA」、ジブリ作品などのアニメ、「メタルギアソリッド」などのゲームといったジャパンカルチャーへのオマージュが詰まっているという。GACKTも「横にマネジャーがいて、『ほら、これはあのシーンのオマージュだよ』とずっと説明してくれながら見ていました」と振り返り、「『ジュラシックパーク』の20倍面白いよ」と分かりやすくアピールして笑わせた。

 映画は3月25日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。