メソアメリカでも、こんな景色が見られそう ©Disney(撮影/YOSHI)
東京ディズニーリゾートには、沢山の珍しい植物があります。
植栽豊かなパークは、さながら植物園のようですね。
パークの植物から、ガーデニングにぴったりの、植物を探すのも、面白そうですよ。
ミッキーのガーデニング用品(ウレぴあ総研ディズニー特集「新生活もディズニーに囲まれてワクワク! 実用生活雑貨DISNEY EXPO厳選5アイテム」参照)も発売されていますし、渡りに船です。
たまには、のんびりパークを散策して、いつもと違った楽しみを、みつけてみませんか?
今回は、15周年グランドフィナーレ(2017年3月17日まで開催中)で賑わう、東京ディズニーシーの植栽から、紹介します。
個性派クロホウシ
ガーデニング初心者にもおススメ
マーメイドラグーンに行くと、カラフルなトリトンズ・キングダムが目を引きますね。
開園15周年の東京ディズニーシーでは、デイジーのクリスタルポイントも、華やぎを添えています。
デイジーのクリスタルポイント ©Disney(撮影/つるたま)
そして、フランダーのフライングフィッシュコースター脇に植えられた、黒々とした葉が個性的なクロホウシも、色彩では負けていません。
園芸店では、エオニウム、サンシモンなどの名前でも、扱われていますね。
パークでは、管理が行き届いているため、立派な花を咲かせますが、観葉植物として、充分に楽しませてくれること、請け合いです!
クロホウシは、葉に水分を溜める、多肉植物です。
おかげで、水不足にも強いんですよ。
もちろん、鉢植えでも、地植えでも、オーケーです。
仕事や出張・旅行で、放っておくことが多い方にも、ズボラさんにも、楽に育てることができます。
まさに、初心者向きの植物ですね!
その代わり、長期のお出かけ前には、たっぷり、水をやっておきましょう。
マーメイドラグーンの色彩に負けていない個性派クロホウシ ©Disney(撮影/YOSHI)
葉の色もお好み次第
クロホウシの葉は、強い日光に当たることによって、黒紫色が濃くなります。
反対に、日陰や室内では、緑色を保ちます。
したがって、好みで置き場所も選べるのです。
ただし、筆者の経験では、花を見るためには、強い日照が必要のようです。
また、室内で楽しむ場合、真夏の窓辺は避けましょう。
かなりの高温になり、一日でドライ・プラントになってしまいます。
そして、家にいるときは、なるべく外の空気に、触れさせましょう。
元気になりますよ。
日照が少ないときのクロホウシ 写真AC提供(撮影/mederu)
どんどん増えちゃう?
パークのクロホウシは、樹木のように、枝分かれしていますが、枝に見える部分は、子株です。
このまま、どんどん幹を伸ばしても面白いものです。
また、子株をかき取って、土に挿せば、根がつきます。
可愛いプランターに挿して、プレゼントにすることもできますね。
大きくなったら困る場合は、好きなところで、幹をカットできますよ。
カッターナイフで、簡単に切れます。
でも、刃は清潔なものを使いましょう。
さびていたりすると、病気の元ですからね。
カットした後の下部は、植えたままにしておけば、子株を沢山つけます。
上部は、そのまま土に挿します。
なるべく深く挿し、葉が邪魔になったら、取り除いて大丈夫です。
元々、葉を落としながら成長するので、葉をそっと引っ張れば、簡単に取れます。
高さ調整ができるので、花壇に植えた場合は、前にも後ろにも、置くことができますね。
習うより慣れろ
いかがですか?
やってみよう、という方は、気楽に育ててくださいね。
初めての方は、肥料のことは、忘れましょう。
肥料は、植物に慣れてからで、充分ですよ。
もう一点。
クロホウシに限らず、水のやり過ぎは、植物のストレスになります。
水浸しでは、根が空気を取り込めず、根腐れを引き起こすからです。
クロホウシは特に、土が乾く、時間が欲しいので、ズボラさん向き、とも言えるのです。
植物も、過保護は歓迎してくれませんね。

































