「離婚したい…」真剣にそう思い悩んでいるママは意外とたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

現在、3組に1組の夫婦が離婚する時代。一昔前の日本と違い、離婚はいまや特別なことではなくなりました。

他人同士の男女が密接に関わって人生をともに歩んでいく結婚。トラブルや諍いは、どんな家庭にも存在しますし、我慢や譲歩、忍耐が必要なときも多々あります。

ですが、「旦那とこれ以上生活するのは、もう限界!」というところにまできているなら、離婚を真剣に考え踏み切るのもアリかもしれません。

今日は、恋人・夫婦仲相談所の所長で、『堂々再婚~何度でも結婚できる技術』の著者、二松まゆみ先生に、『離婚したいそう思ったときに考えるべきことと、最近の驚くべき再婚事情』についてお伺いしました。

「離婚したい」と真剣に思ったら考えるべきこと2つ

1: 不安要素を紙に書き明確にする

女性が離婚し、1人で生きていく、あるいは1人で子どもを育てていく、ということを考えたとき、様々な不安がつきまとうことでしょう。

世間体の問題もありますし、経済的な心配、仕事面、子育ての面人によってどんな不安を持っているのかはさまざまですが、離婚を真剣に考えるなら、それらの不安を押しのけて進む“覚悟”を持つことが必要だと、二松先生はおっしゃっています。

覚悟を持つということは、離婚まで、そして離婚してからの道筋を自分で作るということです。

そこで、まずは胸の中にある不安を、“紙に書き出して明確にする”ことから始めます。
不安要素をすべて紙に書き出して、その解決法を、考えて考えて、考え抜くのです。

たとえば、離婚をすることで収入が減り、生活レベルが下がってしまうことが一番不安な要因だとしたら、「どれぐらい下がるのか?」「下がることでどんな生活が待っているのか?」まで考えます。
そうすると、生活レベルが一時的に落ちてしまうことへの“覚悟”ができます。そこからどうのし上がっていくのか?という対策や解決策も考えられるでしょう。

不安というのは、漠然としているからよけいに大きく感じるのです。明確化すれば、解決策や対策も見えやすくなるので、覚悟も持てるようになるというわけです。

2: 自己分析をする

離婚を真剣に考えるなら、「自己分析」をすることも必要と、二松先生はおっしゃっています。

離婚をしても働かず子どもを育てていけるぐらいの資産があれば別ですが、ほとんどの方は働かないといけなくなるでしょう。また、再婚をしたくなるときもくるかもしれません。

そこで、「自分はなにが得意か?」「なにができるか?」を考えて、“自分だけの武器”を見つけるのです。

離婚を考えるまで夫婦生活が追い詰められている女性は、ネガティブな思いに支配されており、劣等感を抱いている方がとても多いそうです。

そして、「離婚したいけど、自分なんてなにもできないし」と、話すそうです。でも、果たしてそうか?というと、「実は眠っていた資格があった」ということがよくあるのだとか。

「手に職を持っているのだから、離婚して復職すればいいじゃないですか?」と言うと、今度は「でも、子どもがまだ小さいし」と語る方も。

「子どもは保育園に入れますよ?」と言うと、「そういえば、それもそうですよね」と、そこで始めて気がつかれるのです。

また、こんな方もいらっしゃったそうです。

専業主婦でずっと暮らしてこられて、働いたことがないという女性。一見、離婚したら本当に暮らしていけなさそうですが、その方はハッとするほど美しかったのです。ご主人とのことでしくしく泣く姿が、また色気たっぷりでした。

「なにか得意なことはありませんか?」と訊くと、「料理が好きです」とおっしゃいます。

「それなら、○○さんほどの美貌の持ち主なら、小料理屋さんとかで働き口がたくさんありますよ」と伝えると、「そんな発想、今までしたことないし、そんな風におっしゃっていただけたの、初めてです!」と感動されるのだそうです。

自分だけの武器というのは、どんな人にも絶対に3つや4つはあります。そこに気づくと、離婚後の生活をよりスムーズに進めることができます。女性が自分の力で歩む姿は、とてもかっこよく美しいものです。