ポイントカードやクレジットカードなどで財布がパンパン! そもそもカード類はどのくらい財布に入れておくといのか、ふと疑問に思うことはありませんか?

そこで今回は、ファイナンシャルプランナーに、ポイントカードは何枚くらい財布に入れておくとちょうどいいのか、デジタルも含めたポイントカードの賢い管理方法をファイナンシャルプランナーの山崎美紗さんに教えていただきました。

素朴な疑問!財布に入れておくポイントカードは何枚まで?

スーパーマーケットやデパートなどで買い物をするとポイントがつくポイントカード。あちこちで作ると、どんどん増えていくものですよね。でも、ポイントカードが増えると、財布の中でどこに入れたかわからず、すぐに取り出せなかったり、ぎゅうぎゅうに詰めて出しづらかったりして不便なものです。

そもそも、財布には何枚くらいまでポイントカードを入れてOKなのでしょうか?

山崎美紗さん(以下、山崎)「ポイントカードをどのくらい持つかはその人次第だと思いますが、財布には、よく行くお店のポイントカード2~3枚程度を入れて出かけると良いと思います。

どうしてもたくさん持ち歩きたいという方は、財布以外にポイントカード専用のカードホルダーを持ち歩くのはいかがでしょうか。その際、カードの利用頻度によって分けて整理すると出し入れも含め、管理しやすいと思います。

例えば、毎日行く近所のスーパーやドラッグストアのポイントカードは1軍、たまに行くデパートのポイントカードは2軍にし、分けて入れておくといったようにです」

カード類のおすすめの管理方法

ポイントカードのほか、クレジットカードなどのカード類全般の管理方法も気になりませんか?

まずは、財布に入れておくべきカード類の数はどのくらいがいいのか、山崎さんに伺いました。

山崎「財布に入れるカードの数は、財布のカード入れに入る程度にとどめておくのが良いでしょう。クレジットカードは、メイン1枚、サブ1枚の多くても2枚程度にとどめたほうがカード利用でたまるポイントも集約できますし、カードの使い過ぎ防止や、管理しやすさにもつながります」

普段使わないカードは、どのように管理すればいいのでしょうか?

山崎「病院の診察券も含めて、普段使わないカードは、財布に入れず、ファイル型のカードホルダーに、用途別、家族別に分けて管理することをおすすめします。少々面倒かもしれませんが、出かける前にカードホルダーからその日に行く予定のお店で使うカードを財布に移して持っていけば、目的のお店以外への寄り道も減って、無駄遣いが減る効果も期待できます。

また、カードホルダー内のカードで、まったく使っていないポイントカードについては、半年程度をめどに思い切って処分することも管理のポイントです」

ポイントカードは特に、使わないと意味を成さないもの。一度、要・不要を見直して、不要なものは思い切って処分するのもよさそうですね。

ポイントはアプリなどのデジタルに切り替えよう

ポイントカードといえば、最近ではアプリなどでデジタルポイントとして貯めることできるようになってきています。紙のポイントカードとはどう分ければいいのでしょうか?

山崎「アプリ等でデジタル化されたポイントを利用できる場合は、持ち歩きの必要もなく管理もラクですので、デジタルでポイントを貯めることをおすすめします。

子育て世帯であれば、例えば『アカチャンホンポ』や『コンビミニ』等のベビーグッズ販売店を利用する機会も多いと思いますが、それらのお店はアプリでポイントが貯められますので、アプリが利用できる場合はそちらを活用しましょう。

一方、近所のスーパーや飲食店等は、紙やプラスチックのポイントカードが主流だと思いますので、ポイント還元率や使用頻度によって、ご自身にとって得すると判断すれば使い続ければ良いと思います」