長引く自粛生活で、夫婦間にあまり良くない空気が流れている家庭も少なくないようです。

一緒にいる時間が長くなると、ついつい夫に対してキツく当たってしまいがち。こちらが何気なく言った一言でも、夫の心を深く傷つけてしまうことも…。

夫婦仲を悪化させないよう、夫に言わないように気をつけたいNGワードをご紹介します。

1.「男のくせに」「男らしくない」

決断力や行動力に欠けていて、いつもウジウジと悩んだり、社会や他人の愚痴ばかり言っている夫の姿を目の当たりにすると、この言葉を思わず言ってしまいたくなるかもしれません。

しかし、この「男のくせに」そして「男らしくない」という言葉は、男のプライドを深く傷つけます。

先日、長年連れ添った妻に別れを告げた男性のお話を聞く機会がありました。その男性が離婚を考える最初のきっかけになったのは、十数年前に言われた妻からのこの言葉だった…ということでした。

男性は、女性に「男らしいと思ってもらいたい」という思いが、女性が考えるよりすごく強いようです。ポロッとでも言ってしまわないように気をつけましょう。

2.「稼ぎが少ないくせに」

自分の収入の低さを妻に指摘されることも、夫が最も避けたいと思っていることの一つです。

新型コロナの影響で多くの企業の売り上げが減少しています。「このままでは夫の給料も減ってしまうのでは…」「このままでは生活ができなくなってしまうのでは…」という不安を抱えていらっしゃる方も少なくないでしょう。

先行きが見えない不安から、つい夫の稼ぎが悪いことについて言ってしまいたくなる瞬間があるかもしれませんが、ここはグッとガマンです。

多くの夫は、自分の稼ぎが妻にとって十分でないことぐらい本当は分かっています。そしてそれを他ならぬ妻に言われることを心から恐れています。

夫にもっと節約してほしい、仕事をもっと頑張ってほしいなら、夫の不甲斐なさを指摘してプライドを傷つけるのではなく、「一緒に協力して乗り切っていこう」というスタンスでコミュニケーションを取る方が効果的です。

3.「あなたがいると窮屈」「一緒にいると息が詰まる」

普段家にいない夫が頻繁に家に居るようになると、「安らぐ」というよりは、窮屈だったり、息が詰まるような感覚になる妻は多いようです。

「普段はあまり子育てに関わってこないのに、家に居る時間が長いから変に出しゃばって子どものことにアレコレ口出ししてくるのが鬱陶しい!」というママもいらっしゃいました。

しかし、その気持ちをそのまま口に出して伝えてしまうのもNGです。

多くの夫は、「自分は夫として妻に必要とされているか?」「自分は父親として必要とされているか?」を内心とても気にかけています。

家で過ごすことが多くなり、子どものことをアレコレ口出ししてくるのは、自信のなさから来る行動ということができます。

それなのに、このように妻から言われてしまうと、夫は強い疎外感を抱き、家に居づらくなってしまいます。

在宅勤務・外出自粛で今は家に居るかもしれませんが、いざ新型コロナ騒動が落ち着き日常に戻ったら、帰宅恐怖症や帰宅拒否症になって、家に戻ってこなくなるかもしれません。