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スカンクコーナーを超えると、そこは真っ赤な空間。こちらがゾーン3:「レッドゾーン」である。
テーマは「死亡例のある生物」。まさしく人間にとって危険度極大の毒生物たちがズラリと並んでいる。考えようによってはこれほど怖い空間は他にないだろう。
ケージの中にも髑髏が積み重なり、レッドゾーンの毒生物達の危険度を表している。ここに展示されている生き物の毒レベルはMaxの「5」。死に至る程の強さを持つ毒であり、実際に人間の死亡例も確認されている。
ここにも体験コーナーが設置されており、猛毒を持つエラブウミヘビの燻製に直に触ることができる。エラブウミヘビは、沖縄などのサンゴ礁に棲んでいるコブラ科のヘビ。大人しい性格をしているものの、その毒は超強力。「レッドゾーン」に展示されている通り、噛まれれば死の危険がある。
展示では穴から指を通して燻製に触ることができた。エラブウミヘビが毒を持っているのは上顎のところである。燻製とはいえ、ちょっとだけドキドキする。
今回の「もうどく展」は、体験コーナーが設置されているので、より毒生物たちを身近に感じることができる。恐ろしいとわかっていても「もうどく展」を見に来てしまった人なら、きっと楽しめるはず。会場の「毒々しいBGM」も相まって、五感を刺激される時間となるだろう。
「もうどく展」ならではのグッズも販売されている。あのスカンクのヌイグルミもあった。ちゃんと尻尾をピンと立てて、威嚇&発射の準備をしているようだ。もちろん、ヌイグルミに臭いはついていないので、安心安全だ。
カナロアカフェでは、ポルカドットスティングレイケーキ、デトックスヨーグルトなど、「もうどく展2」で紹介されている生物や、毒をモチーフにしたメニューも用意されている。
同じ毒を持っていても、見た目からして毒々しかったり、地味な外見でありながら猛毒を持っていたりと、テーマごとに特徴のある毒生物が楽しめる展示だ。空間も趣向が凝らされおり、恐怖感が引き立てられている。
自然界では距離を置きたい彼らだが、ここではあえてグッと近づいてみよう。
「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛」(もうどく展2)
<開催日時>
2017/3/16(木)~2017/6/25(日)
<開催時間>
10:00~20:00※最終入場は終了30分前
<開催場所>
サンシャイン水族館(特別展示場)
<料金>
単館入場600円
※状況により展示生物は変更になる場合があります