記者からの質問タイム
ここからは質問タイム。
ジェームズ・ガン監督は、2014年の前作に引き続き、今作でも脚本と監督を務めていますが、どのような想いを込めたのでしょうか。
「『前作が成功したから、今回はプレッシャーを感じませんでしたか?』とよく聞かれるんですが、私にとっては逆でした。
一作目では、『気に入ってくれるかな、大丈夫かな?』という不安があったのですが、今回は既に一作目を好いてくれるファンが世界中でたくさん待ちわびているんだというワクワク感の方が強かったんです。
だから、とても楽しみながら作ることができました。
キャストもスタッフも、撮影初日からテンション全開。
一番難しかったのはストーリー作りなのですが、みんな、私に沢山のインスピレーションを与えてくれました。
デイヴ(ドラックス役)以外はね!(笑)
冗談さ、デイブは自分にとってミューズ、女神みたいな存在だよ!」
前作に引き続き、ポイントはゴキゲンな音楽
さて、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』といえば劇中で印象的に流れる70年代のゴキゲンな音楽が何と言っても大きな魅力。
今回も、音楽の使い方には相当こだわっていたようです。
「音楽は前作に引き続き70年代のポップミュージックがたくさん。
自分ももともと70年代のポップミュージックが大好きだから、改めて何度も聴きながら脚本を手がけました。
この場面にはこの曲が合うなぁ、っていうように、脚本の時点で曲を想定して書き入れていきました。
また、撮影の最中にもシーンを理解できるよう、現場でガンガン曲を流していました。
『最強ミックス』は、ピーター・クイルと母親の絆を象徴するキー・アイテム。
だから、音楽はストーリーの一部であり、またストーリーのカギを握る重要な要素なのです。」
クリス・プラット「日本に住みたい!」
初来日となったクリス・プラットですが、日本の印象について尋ねられると、ちょうどそのタイミングでスタッフさんがグラスに水を注ぎにやってきました。
「まずはサービスが素晴らしいですよね」と笑いを取ります。
「今は桜が凄く綺麗ですね。
周りからは、一年で一番良いタイミングに来日したねと言われます。
日本は、皆さんが礼儀正しくてフレンドリーで、スタッフさんも熱心で一生懸命なので本当に感謝しています。
今回、妻と息子も同行しているのですが、今頃観光を楽しんでいると思います。
この素晴らしい国を家族で分かち合うことができて、とても嬉しいです。
それから、一家揃ってお寿司が大好きなんですよ。
私の暮らすロサンゼルスで食べるお寿司もなかなかイケてると今まで信じていたんですが、日本に来て本物のお寿司を食べてみたら、比べ物になりませんでした。」
クリスは、今回の来日でよっぽど日本が気に入った様子。
「正直、このまま日本に住み着きたいくらいです。
なんなら、このステージを寝床にしちゃおうかな!
だってここにはファミリーもいるし、みんなもファミリーだよ!」