キャスト、監督が語る『リミックス』こだわりと見どころ
前作に引き続き、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のセクシーな女暗殺者、ガモーラを演じたゾーイ・サルダナ。
「続編は緊張しました」と明かします。
「前作が親だとしたら、今回はその子供。
だから、子供として親を越えなければという気持ちがありました。
また、監督がどういうものを用意しているのだろう、もしも失敗したら、と心配な思いもありました。
でも、慣れ親しんでいる友人たちに再会し、リハーサルに挑んだ時、今回は前作よりももっと良くなりそうだと実感したんです。
とても愉快で、ハートもたくさん詰まっているという思いがあって、撮影が始まるまで待ちきれなくなりました。」
撮影開始前からテンションMAXの状態であったことを明かしたゾーイ。
でも、撮影は楽なことばかりではなかったようです。
「初日は午前2時半に起きて、4時間かけてメイクに挑みました。
これは良いことではなかったですね…。
でも、そこで完ぺきな衣装を着て現場に入ってしまえば、なんて私たちは幸せなんだろうという気持ちになれました。
このメンバーで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を完成させることができて、本当に幸せです。」
ジェームズ・ガン監督「デイヴは最高な男!」
ちょっぴり抜けてるマッチョな破壊王、ドラックスを演じたデイヴ・バウティスタは、WWEを代表するプロレスラー出身。
そのガタイはバッチバチで、実際に生で見るとカッコよくてド迫力です。
本当の強さを知っているからでしょうか、ドラックスの豪快なイメージとは違って、穏やかで柔和な印象があります。
「僕は、続編で二度目を演じる方が楽でしたね。
ジェームズ・ガン監督やメンバーの皆とまた仕事ができて、本当にやりやすかったです。
特に監督はドラックスに関して素晴らしい出番を沢山用意してくださいました。
セットに足を踏み入れた時は、贅沢な気持ちでいっぱい。
同じ役を再度演じるのは初めてだったけど、とても楽しかったです。」
そうデイヴが語り終えると、どうしても何かを言いたかったジェームズ・ガン監督が「一言言わせてください!」とコメントを挟みます。
「デイヴ・バウティスタは、宇宙で一番謙虚な男だよ!
ゾーイとクリスも同意見。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の目玉となります。
彼が発するセリフの全てが面白い。
世界で一番、一緒に仕事をしやすい男です。
僕は彼のことを心の底から愛してるんです!
超いいヤツで、ドラックスを演じられるのは全宇宙を探しても彼しかいませんよ!」
監督に超べた褒めされたデイヴですが、この間もニコニコおとなしい様子で、彼の人の良さが会場を包むようでした。
クレイジーなビジュアルへのこだわり
さて、今回の記者会見はアジア合同会見ということで、アジア各国から記者・レポーターが詰めかけていました。
記者からの質問では、英語も飛び交います。
インドネシアのメディアからは、視覚的にもぶっ飛んだ世界観を作り上げることの苦労についての質問が。
これに対しジェームズ監督は、「私はビジュアルから入るタイプなんです」と明かします。
「脚本を書く前に、まず絵コンテを書いていきました。
たとえばガモーラやネビュラが登場する戦闘シーンの全ショットは、ショット割から考えて書き上げていったんです。
"エゴ"という惑星のデザインについても、始めからイメージを固めて挑みました。
それから冒頭のシーン、グルートがダンスしている後ろで激しいバトルが繰り広げられているというショットは、高層から完成まで2年半もかかったんですよ。」