赤の壁画

コアトリクエ像の右側では、羽根飾りで盛装した、ウィツロポチトリ神らしき姿が、槍のようなものを担いでいます。

母コアトリクエを守る姿でしょうか?

ウィツロポチトリの上方の、剥落したところからは、光が差しています。

赤の壁画は見づらいのですが、視界が開けている、コアトリクエ像の正面を見てみましょう。

クリスタルスカルの力?

ドクロが八方に光を放っていますね。

よく見ると、ドクロには透明感があり、クリスタルスカルのようです。

壁画のクリスタルスカルは、王とどんな関わりを持つのでしょうか。

壁画の光の先には、青い煙のようなものが、描かれています。

円盤状の物体

マヤ暦 (クリエイティブ・コモンズ提供、撮影/Wolfgang Sanber)

ドクロの背景には、円盤状の装飾が描かれていますね。

しかも、どこかで見た装飾です。

探検ツアー中、大きなドクロの反対側にある、上下対の円盤状のものです。

下方は、煙を中央から放っています。

煙を吐く鏡だとすれば、世界の未来を予言する力がある、テスカトリポカ神の象徴です。

赤い壁画に描かれた、青い煙とも合致します。

鏡の間

次の小さな空間には、ドクロと戦士が彫られた壇の上に、鏡があります。

天窓の光を反射して、向かいの壁の一部を、照らしていますね。

照らされているのは、若さの泉の図です。

後方には、とぐろを巻く大蛇がいます。

しかも、壁画の両端には、光を放つドクロが中空に描かれています。

赤の壁画にあった、ウィツロポチトリの上方に見える光も、ドクロから放たれたものかもしれません。

倒されたような、人間の姿も見えました。

ドクロは、懲罰者でしょうか。

若さの泉の謎

鏡の間の壁画と鏡は、光に照らされた先に、若さの泉があると想像させます。

探検ツアー中、天井側から光を放つ鏡の下に、煙を吐く鏡らしきものがあります。

大きなドクロの右目から放たれた光も、煙を吐く鏡らしきものの方向を、照らしています。

しかも、大きなドクロは、翡翠のアイマスクで飾られています。

翡翠を使っているので、王を象徴しているかもしれません。

右目だけに眼球があるのは、葬られている王と同じだから?

周囲のトレイルには、大蛇もいます。

壁画は、王のためにのみ、若さの泉があることを、主張しているのでしょうか。

侵入者は、王が乗り移ったドクロの怒りで、懲罰されるのでしょうか。

最も強力なドクロが、クリスタルスカル?

真偽はともかく、よこしまな気持ちを持つと、ろくなことにはなりませんね!

 

以上、魔宮をマヤ文明の視点から観察しつつ、スタンバイを乗り切ってみました。

たまには、博物館に行ったつもりで、スタンバイにチャレンジしてみませんか。

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