左からバンドの柿崎 洋一郎さん、ダンサーのRuiさん、KODAIさん、演出SAMさん

会場が温まったところで、いよいよ本編がスタート。照明や、レーザーを使った(リアルな)ライブ会場さながらの演出に、Bigeast(ビギスト=東方神起の日本のファンの総称)も「T」の形の赤いペンライトを振り、曲に合わせて自然と「東方神起!」という掛け声が起こる。映像の中でユンホが「もっと楽しもうぜ!」と煽り、チャンミンのウィンクが映し出されると「キャー!!」と黄色い悲鳴のような大歓声が上がった。

『Humanoids』『DUET』など、ダンスナンバーとバラードが絶妙なバランスで組み込まれていて、ライブ時には夢中になり過ぎて気づけなかったかもしれないユンホとチャンミンの表情をたっぷりと堪能することができる上、『TONE』(’12)から『WITH』(’15)まで4年間のライブツアーからセットリストを構成しているのも大きなポイント。2人の成長がぎゅっと凝縮されていて、コンサート中に『TONE』のステージが流れると、会場からは懐かしむ声も聞こえた。

そして、大きなポイントは、今回のためだけに撮影されたMC。「元気でしたか?」(ユンホ)、「離れていても皆さんに会えてうれしいです」(チャンミン)と挨拶するふたり。チャンミンは、「’15年のツアーで懐かしい曲を歌ったけれど、まだ残っているじゃないですか。早く皆さんの前で直接歌いたいです」と、ビギストとの再会に期待を寄せた。ユンホの「引き続きお楽しみください」を何度も噛んでしまうというお茶目な姿も惜しみなく上映されていて、ふたりの活動を待ちわびているファンはさらに会いたい気持ちが倍増したことだろう。