有村架純がヒロインを務めるNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の新キャスト発表スタジオ取材会が26日、東京都内で行われ、有村演じるみね子が東京で出会う新たな出演者として、白石加代子、竹内涼真、シシド・カフカ、浅香航大、岡山天音、三宅裕司、光石研、生田智子、白石美帆、古舘佑太郎、斉藤暁、伊藤沙莉、島崎遥香が発表された。
物語は、ヒロイン・みね子(有村)が集団就職で上京し、5月から主な舞台が東京に移る。みね子が暮らすアパート「あかね荘」の人々、「あかね坂商店街」の人々の中で白石、竹内、シシド、岡山、古舘、伊藤、島崎の7人は連続テレビ小説初出演となる。
あかね荘の住人で御曹司の大学生・島谷純一郎を演じる竹内は、昭和40年ごろの赤坂の街のセットに登場すると「東京五輪の時代なので、基本的に僕の身長に合わない。衣装も古着を着ているけど、なかなかサイズが合わなくて衣装さんに申し訳ないです」と自らの高長身をネタにおどけてみせた。
島崎は、みね子が再就職する洋食屋「すずふり亭」の料理長・牧野省吾(佐々木蔵之介)の娘・由香を演じる。由香は、母親が亡くなったことをきっかけに祖母・鈴子(宮本信子)や省吾に反抗し、わがまま放題でついには家を出て行ってしまった“跳ねっ返り娘”というキャラクター。
きのうから撮影に入ったといい、「初登場のシーンからみね子ちゃんに対してすごく嫌みを言う子です。現時点では本当に、なんだこのすごく嫌みったらしい子はという感じではあるんですけど…。家出して戻ってきて父にお金をせびるとんでもない子なんです」と苦笑交じりに役柄を明かし、「でも昔はとてもいい子で。どうか最後まで温かい目で見ていただけたらうれしいです」とアピールした。
役柄をかばいフォローする姿勢は、自身もAKB48時代に握手会での“塩対応”などばかりが注目された経験があってのこと。「本当はこうじゃないのに、なんで周りからこう思われてしまうんだろうというのはありますね。思ってないような感情や言葉が出てしまうのは、自分でも思い当たる節が多くあるなと思います」と共感し、同じくグループ卒業後に「とと姉ちゃん」に出演した川栄李奈の演技は「申し訳ないんですけど、見ていないです。なので参考にはしていないし、ライバル心もないです」と淡々と語って笑わせた。